キシリトールの効果と、それを使ったむし歯予防方法!
ガムなどのパッケージでよく見かける「キシリトール」とは、実は天然の甘味料です。
普通の砂糖と比べると、甘さは同じくらいあるのにむし歯を予防する力があります。
今回はそんなキシリトールについて詳しくご紹介します。
キシリトールの効果とは?
キシリトールには、むし歯菌の活動そのものを弱める力があります。
また唾液中のカルシウム濃度を高める力があるため、むし歯菌により溶かされた歯の表面を修復してくれます。
ただ強い痛みがあったり、穴が開いたりした歯はキシリトールでは治せません。
加えて、キシリトールを口にするとその甘みにより唾液が多く分泌されます。
唾液には飲食物により酸性になったお口の中(=むし歯ができやすい状態)を元に戻す作用や、汚れ・細菌を洗い流す作用などがあるため、むし歯予防に効果的です。
唾液が多く出ると、お口の乾燥を防ぐことで口臭予防にもつながります。
キシリトールを使ったむし歯予防方法
ではキシリトールはどれくらい摂ると良いのでしょうか?
キシリトールが100%含有されたガムであれば4〜8粒位です。
なおキシリトール100%のガムは市販品ではなかなかなく、歯科医院や通販などで購入することができます。
ちなみに、キシリトールを摂るタイミングはいつでも構いません。
忘れてはいけないのは、むし歯予防の基本は歯ブラシによる歯磨きだということ。
キシリトールによるむし歯ケアは補助的なものです。
歯ブラシやフロスなどを使った歯磨きを1日2回以上行なった上で取り入れられると良いですね。
キシリトールは歯に良いのに甘味があるため、子どもにもおすすめです。