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加熱式タバコのリスク

みなさんこんにちは!
関原デンタルオフィスです!

 


続々と新製品が発売されている
アイコスグロープルームテック
といった加熱式タバコ。

 

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歯周病を悪化させるなど従来の紙巻きタバコがお口に悪い影響を与えることはよく知られていますが加熱式タバコはどうなのでしょうか??

 
紙巻きタバコと加熱式タバコの両方に共通する「ニコチン」を軸に見ていきます!!!


ニコチンには「からだに吸収されやすい」という特徴があります。

 

 

煙やエアロゾルに含まれる形で肺に入ったニコチンは肺の血管などから急速に全身に広がります。

 
肺に入る前には当然お口にも触れておりお口の粘膜からも吸収されます。

 
濃度の高低によって違いはあるもののニコチンはお口の粘膜に多種多様な害をもたらします。。。

 

○粘膜全体への影響○

 

歯茎や頬、舌などお口の粘膜細胞には日々の活動で微小な傷が絶えません。

 

 

その修復を促すために張り巡らされた血管が酸素や栄養を運んでいます。

 
ニコチンには血管収縮作用があり歯茎の血管を収縮させることで血流量を減少させます。

 
すると歯茎に酸素や栄養が十分に行き渡らなくなり細胞の修復機能が落ちていきます。

 

○歯茎への影響○

①炎症を起こしやすくなる

歯周病菌と免疫細胞が戦う際に細胞から生み出される炎症性物質は歯茎の細胞やあごの骨の破壊を起こします。ニコチンはこの炎症性物質の産生を促します。

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②歯茎の弾力を失わせる

ニコチンは歯茎の内部の細胞の角化を進め弾力を失わせます。

 
血流が悪くなり栄養の供給や老廃物の除去機能が低下します。

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③細胞を弱くする

ニコチンにより活性酸素や一酸化窒素が作られ歯茎の細胞が酸化・老化します。

 

○歯根膜への影響○

歯の根と顎の骨を結びつけている歯根膜の細胞をはがれやすくします。

 

 

○顎の骨への影響○

古い骨を壊す破骨細胞と新しい骨を作る骨芽細胞。

 
ニコチンはこの破壊と再生のバランスを”破壊“の方に傾けてしまいます。

 

 

○歯周病菌への影響○

ニコチンは歯周病菌の栄養となります。

 
特に病原性の高いpg菌(ポルフィロモナス・ジンジバリス)はニコチンがあると更に病原性を増します。

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○虫歯菌への影響○

①酸を作る力を高める
②菌と酸の付着力を高める

この様にニコチンには多様な影響があります。

 
加熱式タバコが普及してから経った年数はわずか5年程度です。

 
数十年後に思わぬ害が明らかになるかもしれません。。。

 
禁煙することは非常に難しいかもしれませんが、少しでも禁煙への気持ちが高まればいいなと思います☺️

 

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