こんにちは
関原デンタルオフィスです。
私たちの歯は欠けたり、
抜けたりすると元には戻りません。
それだけに歯の本数が多い「過剰歯(かじょうし)」は、
お口の健康にとってメリットしかないように感じますが、
実際はどうなのでしょうか。
今回はそんな過剰歯の症状や検査、
治療方法について分かりやすく解説します!!
そもそも過剰歯とは?
乳歯は全部で20本、
永久歯は親知らずを除くと全部で28本生えてきます。
これが正常な歯の本数なので、
乳歯列で20本以上、
永久歯列で28本以上の歯が存在している場合は、
過剰歯である可能性が高いです。
日本人では3~5%程度の割合で過剰歯が認められるため
極端に珍しいものではありません。
過剰歯の検査方法
もうすでに生えている過剰歯は、
歯科医師の視診によって診断できます。
顎の骨の中に埋まっている過剰歯は、
レントゲン検査を行う必要があります。
いずれも痛みを伴うような検査は
実施いたしませんのでご安心ください。
過剰歯による影響
過剰歯には、
基本的に悪い影響しかありません。
本来よりも歯の数が多いと、
歯並びや噛み合わせが乱れてしまいますし、
清掃性が悪くなることで
虫歯・歯周病リスクも上昇することでしょう。
過剰歯が邪魔で
永久歯への生え変わりが正常に進まなくなることもあります。
また過剰歯は形態や成熟度に問題があるケースがほとんどなので、
正常な永久歯の代わりに使うことは難しいです。
過剰歯の治療法
過剰歯が認められた場合は
適切な時期に抜歯することになります。
もうすでに永久歯への交換を
邪魔しているようなケースでは、
早期に抜く必要があります。
顎の骨の中に埋まっていて
周囲に大きな悪影響を及ぼしていない過剰歯は、
抜かずに経過を見ていきます。
まとめ
今回は歯の本数が多い過剰歯について解説しました。
過剰歯は天然歯の一種ではあるものの、
正常に機能しないことがほとんどです。
口腔環境にさまざまな悪影響をもたらすため、
適切な時期の抜くのが良いでしょう。
そんな過剰歯の症状で悩まれている方は、
いつでもお気軽に当院までご相談ください。