こんにちは
関原デンタルオフィスの今田です。
今回はこんな症例があったので
ご紹介します🦷
「虫歯治療と左上奥歯の詰め物の着色が気になる」を主訴に来院されました。
↑左側レントゲン写真
レントゲン写真から左上の4、5番目の歯にう蝕を認めました。
↑術前(口腔内写真) (ミラー像)
黒色のシートはラバーダムと呼ばれるものです。
治療中に唾液の影響を受けると
コンポジットレジン(樹脂)の接着力が落ちたり、
二次う蝕の原因にもなるため治療する歯だけを隔離し、
唾液の侵入を防ぐ方法です。(ラバーダム防湿)
↑う蝕検知液
う蝕の取り残しを防ぐための液体です。
塗布すると、う蝕が青色に染まります。
う蝕治療時は使用し、
取り残しがないか確認しています。
↑う蝕除去後(赤矢印) (ミラー像)
↑歯面の前処理(リン酸エッチング) (ミラー像)
コンポジットレジンの接着力を上げるために
滑沢な歯の表面を粗造にする前処理です。
下:術後(ミラー像)
↑術後
※掲載している写真はすべて患者様の了承を得ています。
この症例は
『ダイレクトボンディング』
を用いて治療を行いました。
メリット
・歯を削る量が少ない
・自然な歯の形を再現できる
・一回の来院回数で完了する(セラミック治療の場合、最低2回の来院が必要)
・部分的な修復が可能
デメリット
・強度はセラミックに劣る
・全ての症例に適応できない
保険治療との違いはラバーダム防湿を行い、
接着力を高め、見た目(色や形)も
ご自身の歯と違和感のないように仕上げます。
今回の症例に関して、
隅角を超えるう蝕ではなかったため、
コンポジットレジンによる修復を行いました。
隅角を超えるような大きなう蝕の場合、
難易度が高くなるため、
インレーと呼ばれる修復方法を行うことがあります。
↑日本歯科保存学会 う蝕治療ガイドライン第2版 2015より
料金表
・小臼歯、大臼歯
咬合面のみ ¥44,000
隣接面含む ¥55,000
・前歯 ¥55,000
※2年保証
もし治療のことでお困りなことや
ご不明な点ございましたら
是非ご相談ください!