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お知らせ

スタッフブログ 歯周病のリスクファクター喫煙とストレスについて

 

こんにちは

 

関原デンタルオフィスです。

 

 

 

歯周病は、喫煙やストレスがリスクファクター(危険因子)となります。

 

 

 

一見すると歯周病とは何ら関係がないもののように思えますが

 

 

 

実際はそうではありません。

 

 

 

毎日たくさんのタバコを吸っていたり

 

 

 

ストレスをため込んでいたりする人は要注意です。

 

 

タバコと歯周病の関係

 

 

喫煙は、最も注意すべき歯周病のリスクファクターです。

 

 

 

喫煙習慣があると歯周病にかかりやすく

 

 

 

重症化を招きやすくなります。

 

 

 

それは次に挙げるような理由からです。

 

 

理由1:ニコチンが血管を収縮させる

 

 

 

ニコチンは、神経毒の一種です。

 

 

 

タバコの煙を介してニコチンが歯茎に作用すると

 

 

 

血管を収縮させ、血流を悪くします。

 

 

 

血液には歯茎の健康を維持するための栄養素や酸素

 

 

 

免疫細胞などが含まれているため

 

 

 

血流が悪くなれば自ずと感染症にもかかりやすくなるのです。

 

 

理由2:一酸化炭素が酸素欠乏を招く

 

 

 

一酸化炭素は、酸素よりもヘモグロビンと結合しやすいことから

 

 

 

各組織への酸素の運搬を邪魔してしまいます。

 

 

 

その結果、歯茎の酸素欠乏が顕著となって健康状態も悪くなるのです。

 

 

 

理由3:歯茎の腫れを隠す“マスキング効果

 

 

 

ニコチンや一酸化炭素によって免疫細胞の働きが悪くなると

 

 

炎症反応が目立たなくなります。

 

 

歯茎が腫れていないので健康に見えるかもしれませんが

 

 

実際は細菌による攻撃を受けており

 

 

歯周病の症状は着実に進行しています。

 

 

そうしたタバコのマスキング効果は

 

 

歯周病の症状を隠してしまうため、重症化を招きやすくなるのです。

 

 

理由4:タールが汚れの付着を促進する

 

 

タールは歯の着色を促すだけではなく、歯垢や歯石の付着も促進します。

 

 

歯垢や歯石が増えれば、その分だけ歯周病菌の繁殖も促されます。

 

 

 

 

 

【治療法】

 

タバコが原因で歯周病になった場合は、禁煙することから始めましょう。

 

 

喫煙習慣が継続している状態では、歯周病治療を行っても適切な効果が得られません。

 

 

禁煙後は通常の歯周病治療で症状の改善をはかります。

 

 

ストレスと歯周病の関係

 

 

ストレスをため込んでいる人は、いろいろな病気のリスクが上がっています。

 

 

それはストレスによって身体の抵抗力や免疫力が低下しているからです。

 

 

細菌感染症の一種である歯周病もそうしたストレスの影響を受けやすい病気といえます。

 

 

【治療法】

 

 

通常の歯周病治療で改善可能ですが

 

 

ストレスを上手に解消する習慣を身に付ける必要があります。

 

 

週末には趣味の時間を作るなど、ストレスを発散する方法を見つけていきましょう。

 

 

まとめ

 

 

今回は、歯周病のリスクファクターとなる喫煙とストレスについて解説しました。

 

 

どちらも歯周病との関連性が科学的にも明確になっている要素なので、

 

 

心当たりのある方は十分にご注意ください。

 

 

次回は、歯周病のリスクファクターとしてもうひとつ重要な「糖尿病」についてご説明します。

 

 

 

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スタッフブログ 歯周病はどんな病気?症状や原因は?

 

 

 

こんにちは

 

 

 

関原デンタルオフィスです。

 

 

 

 

 

歯周病は虫歯と並ぶ「お口の2大疾患」ですが、少し特殊な面があります。

 

 

 

とくに間接的な原因となる「リスクファクター」には十分な注意が必要です。

 

 

 

今月はそんな歯周病とリスクファクターをテーマとして、

 

 

 

この病気の危険性についてわかりやすく解説します。

 

 

 

歯周病の症状について

 

 

 

◎軽度の歯周病(歯肉炎)

 

 

 

 

 

歯周病は、歯茎の腫れや出血が認められる病気です。

 

 

 

本来はコーラルピンクというきれいなピンク色をした歯茎が赤く腫れ、

 

 

 

ブラッシングの時に血が出るようになります。

 

 

 

これは歯の周りに歯垢や歯石がたまって、

 

 

 

歯周病菌が繁殖しているからです。

 

 

 

つまり、細菌による炎症反応が歯周病の症状の実態といえるのです。

 

 

 

◎重度の歯周病(歯周炎)

 

 

 

 

 

歯周病を放置していると、歯茎や顎の骨が下がっていきます。

 

 

 

細菌による炎症反応が広がることで、

 

 

 

歯の周りの組織の破壊が進んでいる証拠です。

 

 

 

歯と歯の間に食べ物が詰まりやすくなる

 

 

 

歯がグラグラ動くようになる、食べ物を噛みにくくなるといった症状も、

 

 

 

歯茎や顎の骨が溶けていくことで生じます。

 

 

 

歯周組織が歯を支え切れなくなると

 

 

 

歯の脱落を招いたり、抜歯を余儀なくされたりするのが歯周病なのです。

 

 

 

歯周病の原因

 

 

 

歯周病は、細菌に感染することで発症する病気です。

 

 

 

歯垢や歯石を住処として、P.g菌に代表される歯周病菌が繁殖し

 

 

 

歯茎に炎症をもたらします。

 

 

 

 

虫歯と同様、細菌感染症の一種なのですが

 

 

 

歯に直接ダメージを与えるのではなく

 

 

 

それを支えている組織を破壊していくのが大きな特徴といえます。

 

 

 

そのため虫歯とはリスクファクター(危険因子)が大きく異なる点に注意が必要です。

 

 

 

虫歯よりも内科的な要因が強く、全身の病気との関わりがあることも広く知られていますよね。

 

 

 

*歯周病の原因については「歯肉炎と歯周炎の違い」をご覧ください。

歯肉炎と歯周炎の違い

 

 

まとめ

 

 

 

今回は、歯周病の症状と原因について解説しました。

 

 

 

歯周病は細菌によって歯茎に炎症が起こり、顎の骨が破壊されていく病気です。

 

 

 

お口の中が不衛生になることが発端となりますが、

 

 

 

喫煙やストレス、糖尿病などがリスクファクターとして挙げられます。

 

次回からはそうした歯周病のリスクファクターに焦点を当てて

 

 

 

さらに詳しく解説していきます。

 

 

 

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原因によって変わる?口臭の治療法

 

こんにちは

 

 

関原デンタルオフィスです。

 

 

 

このコラムでは

 

 

口臭の原因や検査・診断方法についてご説明してきましたが

 

 

今回は治療法の解説です。

 

 

口臭に悩まされている多くの方が関心を持っているトピックかと思います。

 

 

口臭の治療法

 

 

口臭の治療法は、原因によって大きく異なります。

 

◎歯周病治療

 

 

歯周病に由来する口臭は、歯周病治療でなければ改善が難しいです。

 

 

クリーニングやスケーリング(歯石取り)で歯垢・歯石を一掃し

 

 

歯周病菌の数を減らしていきます。

 

 

その過程で歯茎の腫れや出血、口臭も改善されていきます。

 

◎虫歯治療

 

 

口臭の原因となるような進行した虫歯では

 

 

歯の根の中をきれいにお掃除する根管治療が必要です。

 

 

その後は土台を作り、被せ物を装着することで

 

 

歯が持つ本来の機能を回復でき虫歯由来の口臭も改善されます。

 

 

◎正しい口腔ケアの習慣化

 

 

お口の中が不潔なことで口臭が生じている場合は

 

 

歯科医院でのクリーニングとブラッシング指導を受けましょう。

 

 

クリーニングでは、ブラッシングで取り除くことができない汚れまで一掃できます。

 

 

同時に、歯磨きのプロフェッショナルによるブラッシング指導を受ければ

 

 

口腔内を清潔に保ちやすくなり、口臭が強くなることも少なくなります。

 

 

 

 

舌の表面に蓄積する舌苔(ぜったい)は、舌ブラシという専用の器具を使ってケアすると良いですよ。

 

◎唾液分泌の促進

 

 

唾液には、自浄作用・殺菌作用・抗菌作用などが期待できます。

 

 

普段からお口が乾いている、加齢によるドライマウスに悩まされているという方は

 

 

ガムを噛んだり、唾液腺マッサージを行ったりして

 

 

唾液の分泌量を増やすよう努力しましょう。

 

◎全身の病気の治療

 

 

糖尿病や胃食道逆流症、肝疾患などが原因で口臭が生じている場合は

 

 

それらの治療を各診療科で受ける必要があります。

 

 

心因性の口臭も心療内科などで診察を受け、適切な治療を行うことが大切です。

 

 

まとめ

 

 

今回は、口臭の原因に応じた治療法について解説しました。

 

 

 

口臭は適切な治療を受けることで改善できます。

 

 

 

その中でもお口の病気・異常に由来する口臭は、歯科医院で治療できますので、

 

 

 

ご自身のお口の臭いにお困りの方はいつでもお気軽に当院までご連絡ください。

 

 

次回のコラムでは、口臭の予防方法にご説明します。

 

 

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どうやって調べる?口臭の診断方法

 

 

こんにちは

 

 

関原デンタルオフィスです。

 

 

 

 

 

 

前回は口臭の種類と原因についての説明でしたが

 

 

今回は口臭の検査・診断方法について

 

 

解説します。

 

 

口臭は原因を突き止めなければ、有効な改善法も見つけられないため

 

 

 

口臭の検査・診断方法について知ることはとても有用です。

 

 

▼まずはお口の中の検査から

 

 

口臭を主訴としてご来院いただいた際には、お口の中の検査から始めます。

 

 

 

歯周病や虫歯、口腔衛生状態の不良が認められた場合は

 

 

 

まずそれらが口臭の原因として考えられます。

 

 

 

いずれも放置することはデメリットしか伴わないため、具体的な治療を進めていきます。

 

 

▼口腔疾患が治っても口臭が改善されない場合

 

 

 

歯周病や虫歯が完治して、口腔衛生状態も良好に維持できているにもかかわらず

 

 

 

口臭がなくならない場合は、別の原因が考えられます。

 

 

 

そもそも生理的口臭なのか、あるいは病的口臭なのかを診断する必要があるため

 

 

口臭外来などで口臭検査を受けると良いでしょう。

 

 

その結果によっては、医科の診療科で診察を受ける必要性が出てきます。

 

 

▼生理的口臭ではない場合

 

 

お口の中に口臭の原因が見当たらず生理的口臭でもない場合は

 

 

全身の病気が背後に潜んでいるかもしれません。

 

 

そうした全身疾患が原因の口臭の場合は病気自体を治さない限り、口臭も改善されません。

 

 

検査の結果的には口臭が認められないにもかかわらず、

 

 

本人だけが口臭があると思い込んでしまう

 

心因的口臭(しんいんてきこうしゅう)

 

 

は、心療内科や精神科での治療が必要となります。

 

まとめ

 

 

今回は、口臭の検査・診断方法について、

 

 

解説しました。

 

 

口臭の原因は多岐に渡るため、最初から特定することはなかなか難しいです。

 

 

ただ、日本人の口臭の原因の大半は、お口の中に存在していることから

 

 

まずは歯医者さんに診てもらうのが一番といえます。

 

 

武蔵小杉で口臭に悩まれている方はお気軽に当院までご相談ください。

 

 

次回のコラムでは、口臭の治療方法についてご説明します。

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口臭の原因や種類

 

 

 

こんにちは

 

 

関原デンタルオフィスです

 

 

 

 

誰もが一度は悩むことがある口臭。

 

 

デリケートな問題であることから

 

 

友人や家族にも話せない方も多いことでしょう。

 

 

そんな時はお口の専門家である歯医者、

 

 

関原デンタルオフィスにご相談ください。

 

口臭の種類について

 

 

①生理的口臭

 

誰にでもある口臭です。

 

生理的なものなので1日の中でも変動しやすいです。

 

 

起床時やストレスを受けた時などは唾液量が減少するため、

 

 

生理的口臭が強くなりやすいです。

 

 

臭いの強い食べ物を食べた後も当然ですが口臭が強くなります。

 

 

喫煙習慣がある人は、

 

 

タバコの煙に含まれるヤニによる口臭に気を付けましょう。

 

【原因】

 

・ストレスや疲れ

 

・臭いの強い食品

 

・タバコのヤニ

 

 

②病的口臭

 

何らかの病気や異常が背景に存在している口臭です。

 

【原因】

 

・歯周病
・虫歯

 

・口腔衛生不良(歯垢・歯石・舌苔)

 

・全身の病気(糖尿病・胃食道逆流症など)

 

 

 

歯周病

 

 

病的口臭の主な原因は歯周病です。

 

 

日本人の成人の約8割が歯周病にかかっているとも言われており、

 

 

ほとんどの大人にそのリスクがあるといえます。

 

虫歯

 

 

軽度から中等度の虫歯は

 

口臭の原因になることは珍しいのですが、

 

歯の神経まで侵されると腐敗臭のような口臭が目立つようになります。

 

これは歯の神経や血管から構成される歯髄(しずい)が

 

 

細菌の活動によって腐っていくからです。

 

 

口腔衛生不良(歯垢・歯石・舌苔)

お口の中の衛生状態が悪いと

 

歯垢や歯石、舌苔(ぜったい)と呼ばれる汚れがたまっていきます。

 

そこには無数の細菌が潜んでおり、

 

口臭の原因となる物質を日夜、

 

作り続けるのです。

 

全身の病気(糖尿病・胃食道逆流症など)

 

 

糖尿病ではケトン臭という

 

 

独特な甘い臭いの口臭が生じやすいです。

 

 

胃食道逆流症は胃酸が口腔へと逆流する病気で、

 

 

酸っぱい臭いの口臭が目立つようになります。

 

その他、肝臓や腎臓に異常がある場合も口臭が強まる傾向にあります。

 

 

今回は口臭の種類や原因について解説しました。

 

次回はそんな口臭の診断方法についてご説明します。

 

 

関心のある方はぜひ読んでください。

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唾液が少ないどどんなリスクがある?唾液を増やす方法は?

 

 

こんにちは

 

関原デンタルオフィスです。

 

 

 

 

 

これまでは唾液の作用や成分、

 

 

唾液腺の種類などについて解説してきましたが、

 

 

唾液が少なくなると

 

 

どのようなリスクが生じるのかも気になりますよね。

 

 

そこで今回は

 

 

『唾液の分泌量が低下するリスク・デメリットと唾液を増やす方法』

 

 

についてご説明します。

 

 

 

唾液が減るとこんなリスクが生じます

 

 

口臭が強くなる

 

 

唾液が少なくなって真っ先に感じる変化は

 

 

口臭!

 

 

緊張やストレスでお口の中が乾くと、

 

 

口臭が強くなりますよね。

 

 

あれは唾液による殺菌作用や自浄作用などが働かなくなって、

 

 

口内細菌の活動が活発化するために起こります。

 

 

虫歯・歯周病のリスクが高まる

 

 

唾液が減って口内乾燥が常態化すると

 

 

細菌が異常繁殖します。

 

 

その結果、細菌感染症である虫歯や歯周病のリスクが上昇するのです。

 

 

口内炎もできやすくなります。

 

 

口腔衛生状態が悪くなると

 

 

風邪やインフルエンザ、新型コロナウイルス感染症などのリスクも上昇するため

 

十分な注意が必要です。

 

 

食べ物の味を感じにくくなる

 

 

舌を始めとしたお口の粘膜には、

 

 

味蕾(みらい)という味覚を司る組織が存在しています。

 

 

食事の時にいろいろな味を感じるのは、

 

 

食べ物の分子が味蕾へと運ばれるためなのですが、

 

 

唾液が減ってお口が乾燥すると、

 

 

その機能が弱まってしまいます

 

 

 唾液を増やす方法

 

・食事の時にたくさん噛む

 

・普段からキシリトールガムを噛む

 

・唾液腺マッサージをする

 

・水分補給をしっかり行う

 

 

唾液は「噛む」という行為で分泌が促されます。

 

食事の時はよく噛むことを意識し、

 

 

安静にしている時も

 

 

普段からキシリトールガムを噛んでいれば、

 

 

唾液腺の活動も活発になります。

 

 

加齢などで萎縮してしまった唾液腺は

 

 

適切な方法でマッサージすることで、

 

 

唾液の分泌量を増やすことができますので、

 

 

関心のある方はお気軽に当院までご相談ください。

 

 

唾液腺マッサージの方法をわかりやすくお伝えします。

 

 

 

また全身の水分が少なくなっていると

 

 

唾液の量も自ずと減少するため

 

 

お口や身体の乾燥を自覚している人は、普段から小まめに水分補給するよう努めてください。

 

 

まとめ

 

唾液はお口と全身の健康を維持する上で

 

 

極めて重要な役割を担っているものなので、

 

 

唾液が少ないと感じている人は積極的に対策していきましょう。

 

 

当院までご相談いただければ、

 

 

そのお手伝いができるかと思います。

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唾液腺の種類や場所

 

 

 

こんにちは

 

 

関原デンタルオフィスです

 

 

 

私たちの身体から出てくる液体には

 

 

必ず大元となる組織・器官が存在しています。

 

 

汗なら汗腺(かんせん)、

 

 

涙なら「涙腺(るいせん)」がありますよね。

 

 

今回のテーマである唾液には、

 

 

「唾液腺(だえきせん)」という比較的大きな組織が

 

 

口腔の周りに分布しているのです

 

 

ここではそんな唾液腺の種類や位置について

 

 

わかりやすく解説をします。

 

 

唾液腺の種類

 

 

ヒトの唾液腺は

 

大唾液腺と小唾液腺の2つに大きく分けることができます。

 

 

【大唾液腺】

 

 

その名の通り大きな唾液腺で、

 

 

口腔の周りに

 

 

「耳下腺(じかせん)」

 

 

「顎下腺(がっかせん)」

 

 

「舌下腺(ぜっかせん)」

 

 

3種類が存在しています。

 

 

🦷最も大きい「耳下腺」🦷

 

 

耳の前あたりに存在している唾液腺で、

 

 

3つの中で最も大きいです。

 

 

食事をしている時にたくさんの唾液を分泌し、

 

 

安静時にはほとんど活動していません。

 

 

さらさらとした水っぽい唾液を分泌するのが特徴です。

 

 

 

🦷安静時に働いている「顎下腺」🦷

 

 

顎の下にある顎下腺は

 

 

安静にしている時に唾液を分泌しています。

 

 

食事の際にも活動し、

 

 

ムチンや酵素、抗体などを多く含んだ

 

 

ネバネバの唾液を産生するのが主な特徴です。

 

 

🦷最も小さい「舌下腺」🦷

 

 

舌のすぐ下に存在している舌下腺は、

 

 

唾液腺の中で最も小さいです。

 

 

さらさらとネバネバのちょうど中間くらいの正常の唾液を産生して、分泌します。

 

 

【小唾液腺】

 

 

小唾液腺には

 

口唇腺(こうしんせん)

 

頬腺(きょうせん)

 

 

口蓋腺(こうがいぜん)

 

臼歯腺(きゅうしせん)

 

舌腺(ぜっせん)などの種類があります。

 

すべて大唾液腺よりもサイズが小さく、

 

分泌する唾液量も少ないです。

 

 

それぞれ名前の通りの場所に分布しています。

 

 

小唾液腺は基本的に大唾液腺の補佐のような役割を果たしています。

 

 

 

まとめ

 

今回は唾液を分泌する組織・器官である唾液腺について解説しました。

 

唾液腺には3つの大唾液腺と複数の小唾液腺があり、

 

分泌される唾液の性状や活動のタイミングが少しずつ異なっています。

 

唾液腺の名称からも分かる通り、

 

私たちのお口の周りには

 

ほぼすべての組織に唾液腺が存在しているのです。

 

そんな唾液腺についてもっと詳しく知りたいという方は

 

いつでもお気軽に当院までご相談ください。

 

次回は『唾液が少ないとどのようなリスクが生じるのか』

 

についてご説明します。

 

 

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症例ブログ〜ダイレクトボンディングについて〜

 

 

こんにちは

 

関原デンタルオフィスの今田です。

 

 

 

今回はこんな症例があったので

 

ご紹介します🦷

 

 

「虫歯治療と左上奥歯の詰め物の着色が気になる」を主訴に来院されました。

 

↑左側レントゲン写真

 

 

レントゲン写真から左上の4、5番目の歯にう蝕を認めました。

 

 

 

↑術前(口腔内写真) (ミラー像)

 

 

黒色のシートはラバーダムと呼ばれるものです。

 

 

治療中に唾液の影響を受けると

 

 

コンポジットレジン(樹脂)の接着力が落ちたり、

 

 

二次う蝕の原因にもなるため治療する歯だけを隔離し、

 

 

唾液の侵入を防ぐ方法です。(ラバーダム防湿)

 

 

 

↑う蝕検知液

 

 

う蝕の取り残しを防ぐための液体です。

 

 

塗布すると、う蝕が青色に染まります。
う蝕治療時は使用し、

 

 

取り残しがないか確認しています。

 

 

↑う蝕除去後(赤矢印) (ミラー像)

↑歯面の前処理(リン酸エッチング) (ミラー像)

 

コンポジットレジンの接着力を上げるために

 

滑沢な歯の表面を粗造にする前処理です。

 


↑上:術前

下:術後(ミラー像)

 

↑術後

 

※掲載している写真はすべて患者様の了承を得ています。

 

 

この症例は

 

 

『ダイレクトボンディング』

 

 

を用いて治療を行いました。

 

 

メリット

 

 

・歯を削る量が少ない

 

 

・自然な歯の形を再現できる

 

 

・一回の来院回数で完了する(セラミック治療の場合、最低2回の来院が必要)

 

 

・部分的な修復が可能

 

 

デメリット

 

 

・強度はセラミックに劣る

 

 

・全ての症例に適応できない

 

 

保険治療との違いはラバーダム防湿を行い、

 

 

接着力を高め、見た目(色や形)も

 

 

ご自身の歯と違和感のないように仕上げます。

 

 

今回の症例に関して、

 

 

隅角を超えるう蝕ではなかったため、

 

 

コンポジットレジンによる修復を行いました。

 

 

隅角を超えるような大きなう蝕の場合、

 

 

難易度が高くなるため、

 

 

インレーと呼ばれる修復方法を行うことがあります。

 

 

↑日本歯科保存学会 う蝕治療ガイドライン第2版 2015より

 

 

料金表

 

 

・小臼歯、大臼歯

 

 

咬合面のみ ¥44,000

 

 

隣接面含む ¥55,000

 

 

・前歯   ¥55,000

 

 

※2年保証

 

 

もし治療のことでお困りなことや

 

ご不明な点ございましたら

 

是非ご相談ください!

 

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唾液の成分について

 

 

 

こんにちは

 

 

関原デンタルオフィスです

 

 

 

 

 

前回は唾液の役割について解説しましたが、

 

 

具体的にどのような成分が

 

 

その働きを担っているのかも気になりますよね。

 

 

そこで今回はさらに踏み込んで、

 

 

唾液を構成する成分について

 

 

わかりやすく解説します。

 

 

唾液の99.5%が水!

 

 

私たちの唾液は無色透明で、

 

 

味を感じることもありませんが、

 

 

それは99.5%を水が占めているからです。

 

 

 

限りなく100%に近いため、

 

 

それはもう水なのでは?と

 

 

思う方もいらっしゃるかもしれませんね。

 

 

けれども、残りの0.5%に含まれる成分が極めて重要といえます。

 

 

微量のホルモンが全身状態を大きく変化させるように、

 

 

唾液に含まれた0.5%の成分が

 

 

お口の健康を大きく左右するものなのです。

 

 

 

唾液の0.5%を占める成分について

 

唾液には、水以外に次のような成分が含まれています。

 

 

【アミラーゼ】

 

 

アミラーゼは、デンプンを分解する消化酵素です。

 

 

食べ物の消化を促進します。

 

【リゾチーム・ラクトフェリン・ペルオキシダーゼ】

 

 

これらは抗菌作用や殺菌作用を発揮する成分です。

 

 

虫歯菌や歯周病菌を排除してくれます。

 

 

【リン酸・カルシウム】

 

 

リン酸とカルシウムは歯の主成分です。

 

 

傷付いた歯の修復材料と言っても良いでしょう。

 

 

唾液に含まれるリン酸とカルシウムには、

 

 

歯の再石灰化作用が期待できます。

 

 

【ムチン】

 

 

ムチンは唾液中に含まれる粘着性の高いタンパク質です。

 

 

食塊の形成や嚥下を円滑に進める役割を果たします。

 

 

【成長因子】

 

 

お口の中が傷付いた時には、

 

 

唾液に含まれる成長因子が活躍します。

 

 

つまり、唾液がたくさん出ている人ほど、

 

 

口腔粘膜の傷の治りも早くなるのです。

 

 

【免疫細胞:IgA

 

 

唾液には免疫グロブリンの一種である「IgA」が含まれています。

 

 

粘膜の表面で機能する免疫細胞で、

 

 

お口から入ってきたウイルスなどの病原体を

 

 

弱らせる機能を備えています。

 

 

まとめ

 

今回は唾液の構成成分について解説しました。

 

 

唾液は99.5%が水で構成された物質ですが、

 

 

残り0.5%に含まれる成分が

 

 

極めて重要な役割を果たします。

 

 

次回は唾液が分泌される場所『唾液腺』について

 

 

お話ししたいと思います。

 

 

武蔵小杉の歯医者【関原デンタルオフィス】

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