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カテゴリ: お知らせ

シュガーコントロールについて(スタッフブログ)

こんにちは

関原デンタルオフィスです

 

虫歯は細菌感染症の一種で、誰がかかってもおかしくはない病気です。歯周病と並ぶ口腔2大疾患のひとつで、「砂糖」がその発症や進行に深く関係しています。極論をいえば、砂糖をはじめとした糖質を一切摂取しなければ、虫歯になるリスクを限りなくゼロに近付けることも不可能ではないのです。それだけに虫歯予防のためには「シュガーコントロール」が重要となります。今回はそんな虫歯の特徴や原因、シュガーコントロールの重要性などをわかりやすく解説をします。

 

虫歯ができるのはなぜか?

​虫歯は、ミュータンス菌に代表される虫歯菌が歯面で繁殖することで、発症する病気です。ほとんどの人には、お口の中に虫歯菌が常在しており、その数が増えるか否かが重要なポイントとなります。歯面で繁殖した虫歯菌は、生命活動を営む過程で酸を作り、エナメル質や象牙質を溶かしていきます。

私たちの歯は、とても硬いのですが、酸に対してはとても弱い性質を持っていることから、虫歯ができると、いとも簡単に穴が開いてしまうのです。再生することがない歯質が徐々に溶けていく虫歯。それだけを聞くと防ぎようがなく、とても不安に感じるかもしれませんが、その点はご安心ください。虫歯は誰にでも生じる病気ではあるものの、その原因を理解し、適切に対処すれば予防することは難しくないのです。そこで次の章では、虫歯の原因を解説します。

むし歯を防ぐフッ素の働きはこちら💁

虫歯の原因(細菌、糖質、歯質)3つの原因

虫歯の原因は、細菌・糖質・歯質の3つの大きく分けられます。これらをそれぞれ輪っかとして描き、3つが重なり合う部分で虫歯のリスクが大きく上昇します。専門的には「カイスの輪」と呼ばれています。

【細菌】プラークの存在

細菌は、虫歯菌を意味します。具体的には、虫歯菌の温床となるプラークが堆積していることで、虫歯のリスクが発生します。

【糖質】虫歯菌のエネルギー源

虫歯菌のエサとなる糖質も虫歯の原因となります。冒頭でも述べたように、虫歯菌が存在するだけでは、虫歯を発症するリスクは低いです。虫歯菌のエネルギー源となる糖質が食後に食べカスとして残ることで、酸の産生に使われます。ちなみに、ミュータンス菌が最も効率良く酸を作れるのは砂糖(スクロース)ですが、それ以外の糖質も化学反応を経ることで利用できるため、糖質全般が虫歯の原因になるといえます。

【歯質】歯の強さ

私たちの歯はどれも同じように見えますが、光学顕微鏡レベルでは大きな違いが見られます。それを簡単に表現すると「硬い」か「軟らかい」かです。石灰化が進んでいる歯は、とても硬くて、酸への抵抗力が高くなっています。光学顕微鏡で観察すると、エナメル質の密度も高くなっていることでしょう。一方、石灰化が不十分な歯は、密度が低くて軟らかく、酸によって溶かされやすいです。こうした歯の強さを「歯質」といいます。

砂糖の量に注意

ここからは、今回のテーマである砂糖にフォーカスして解説します。虫歯の原因のひとつである砂糖は、摂取量に注意が必要です。なぜなら砂糖の量が少なければ少ないほど、虫歯菌も活動しにくくなるからです。そこでまずは砂糖が多く含まれる食品を考えてみましょう。

砂糖の量が多い食品

・清涼飲料水

・ジュース

・ケーキ

・チョコレート

・キャンディー

・クッキー

これらはおやつで食べる機会が多い食品で、砂糖(スクロース)の量が極めて多いことから、摂取する量には十分に気を付ける必要があります。可能であれば、1日に摂取する砂糖の量をグラム単位で決めておいて、それを目安におやつの内容を決めるようにしましょう。

人工甘味料について

最近では、砂糖と同じ甘さを備えた人工甘味料が広く普及し、甘くても虫歯にならないお菓子やスイーツも市販されています。具体的には、スクラロースやアスパルテーム、サッカリンなどは、虫歯菌がエネルギー源にすることができない糖質なので、おやつで頻繁に摂取しても虫歯リスクは上昇しません。ただし、これはあくまで虫歯予防という観点におけるメリットであり、カロリー摂取や口腔衛生という観点では、また違った結果も生じる得ることから、おやつや間食の量・頻度もしっかり管理する必要があります。

食べている時間

虫歯予防の観点では、食べている時間にも配慮する必要があります。いわゆる“ダラダラ食べ”は、お口の中が不潔になっている状態が長く続くため、食べている時間はあらかじめ決めておくことが大切です。ほとんどの食品は、口にすることで口腔内のpHを酸性へと傾け、歯が溶けやすい状態を作り出します。そのためおやつやごはんをダラダラと時間をかけて食べるほど、私たちの歯は脆弱になっていくのです。当然、食品の中には虫歯菌が喜ぶ糖質も含まれています。

あまり噛まずに飲み込むのはNG

食べている時間が長くなることは、虫歯予防においてマイナスな影響が現れやすいのですが、だからと言って食べている時間を極端に短くする必要はありません。あまり噛まずに飲み込むことで、食事の時間を5分くらいまで短くできますが、そうなると唾液の分泌量が減少するというデメリットが生じます。

唾液には、食べカスを洗い流す自浄作用、虫歯菌を排除する殺菌作用・抗菌作用、酸への抵抗力を高める歯の再石灰化作用、酸性に傾いてpHを中性へと戻す緩衝作用などが期待できるため、その分泌量が減少することは、虫歯リスクを上昇させることにつながります。また、十分に咀嚼しない状態で食べ物を飲み込むと、それらを消化する胃や腸に大きな負担がかかることも忘れてはいけません。

そのため虫歯を効果的に予防する上では、食べている時間を長くし過ぎないこととたくさん噛んで食べ物を十分に咀嚼することを両立させる必要があるといえます。

詳しい唾液の働きについてはこちら💁

食べるタイミング

シュガーコントロールは、食事や間食のタイミングを工夫することでも実践しやすくなります。

就寝前は食べない

最も避けるべき食事・間食のタイミングは、就寝前です。私たちの身体は、眠っている最中に唾液の分泌量が著しく低下します。上述したように、唾液には虫歯を予防するさまざまな作用が期待できますが、睡眠中はその機能が一時的に停止するといっても過言ではないのです。そこで就寝直前に砂糖が入ったお菓子やスイーツをつまみ食いするとどうなるでしょう?虫歯菌が活動しやすい環境が整い、虫歯リスクも急激に上昇します。

食事の間隔を空ける

1日の同じ量の糖質を摂取するにしても、食事の間隔を空けることで虫歯リスクを減らせます。

間食の時間・回数を決める

間食自体は決して悪いことではないので、無理にやめる必要はありません。ただ、思い立った時に間食したり、間食の回数が多くなったりするのは口腔衛生上あまり良くないことから、あらかじめその時間と回数は決めておくようにしましょう。

定期検診の大切さ+ケアグッズ処方

シュガーコントロールは、患者さん自身で行うことができますが、どうしても限界があります。そもそも砂糖の摂取量を1日どのくらいまで制限すればいいのか、甘いものがやめられない場合はどうしたらいいのかなど、シュガーコントロールで疑問に感じている点も多いことかと思います。そこで是非とも受けていただきたいのが歯科の定期検診です。

歯科の定期検診では、シュガーコントロールも含めた生活習慣指導を受けることができます。また、口腔内診査や歯のクリーニング、スケーリング(歯石除去)、ブラッシング指導なども受けられるため、虫歯予防の徹底へとつながることでしょう。

さらに当院では検診を受診された方に歯科衛生士が推奨するケアグッズ処方箋をお配りしています。
歯科医院でしか入手することが出来ないものやあなたの口腔内に合ったグッズを紹介させていただきます!
気になることやご不明点があればスタッフまでお問い合わせください。

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12月休診のお知らせ📢

こんにちは

関原デンタルオフィスです。

12月10日()の午前の診療を休診とさせて頂きます。

1430分より通常通り診療致します。

また、

飯田先生 3日(火) 午前のみ

望月先生 14日(土) 終日

不在とさせて頂きます。

ご不便お掛け致しますが、
ご理解の程よろしくお願い致します。

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妊娠中の歯科との関係(スタッフブログ)

こんにちは

関原デンタルオフィスです。

 

今回は「妊娠中の歯科との関係」についてお話しします。妊娠中は体内の変化に伴って、虫歯や歯周病のリスクが高まることをご存じでしょうか?この記事では、妊娠中の歯の健康に関する注意点や適切なケア方法について解説します。

 

 

妊娠中は虫歯リスクが高くなる理由

 

妊娠期に虫歯リスクが高くなる理由としては、以下の4つが挙げられます。

1. 唾液の分泌量が低下する

妊娠中は、エストロゲンやプロゲステロン代表される女性ホルモンの分泌が増加します。このホルモンの影響で唾液の分泌が減少し、口内が乾燥しやすくなる点に注意が必要です。唾液には虫歯菌を抑える働きがあるため、唾液の量が減ることで虫歯のリスクが高まります。

2. 唾液の性質の変化

妊娠中は唾液の性質も変化します。具体的には唾液の粘り気が増すことで汚れを洗い流す自浄作用が低下し、食べカスなどが歯に付着しやすくなるのです。その結果、虫歯菌が増殖して、虫歯のリスクが上昇します。

3. 食習慣の変化

妊娠中は食習慣や食べ物の好みにも変化が現れます。特に甘いものや炭水化物を頻繁に摂取することが多くなる点には注意が必要です。頻繁な間食や甘いものの摂取は、口内の酸性度を高め、歯のエナメル質を溶かしやすくします。

4. つわりによる口内環境の悪化

つわりによって嘔吐することが多い妊娠初期では、胃酸が口内に逆流することで口内環境が酸性に傾きます。この酸性の環境が歯を溶かし、虫歯のリスクを高める原因となります。また、つわりによってブラッシングが困難になることで、歯の衛生環境が悪くなり、虫歯リスクが高まることもあります

詳しい唾液の作用についてはこちら💦

妊娠中は歯周病リスクが高くなる理由

妊娠中に歯周病リスクが高くなる理由としては、以下の3つが挙げられます。

1. ホルモンバランスの変化による影響

女性ホルモンの一種である「エストロゲン」は歯周病菌の大好物です。妊娠期はこのホルモンが増加することから、歯周病菌の活動も自ずと活発化します。このため、歯茎が炎症を起こしやすく、歯周病のリスクが高まるのです。

妊娠期には「プロゲステロン」も増加しますが、このホルモンは歯茎の毛細血管を拡張し、炎症の原因となるプロスタグランジンの産生を促すことで、歯茎の炎症を誘発します。つまり、妊娠期に増加する2大女性ホルモンの両方が歯周病リスクを高める作用を持っているのです。そうして発症する歯周疾患を専門的には「妊娠性歯肉炎(にんしんせいしにくえん)」と呼んでいます。

妊娠性歯肉炎とは?

 

妊娠性歯肉炎は、妊娠中のホルモン変動などによって歯茎に炎症が生じる状態です。歯茎が赤く腫れ、出血しやすくなるのが特徴で、適切な口腔ケアと定期的な歯科検診を行うことで、妊娠性歯肉炎の予防と管理が可能となります。また、妊娠性歯肉炎はあくまで妊娠期に見られる歯周疾患なので、出産後は自然と治癒していくのが一般的です。

2. 全身の免疫力の低下

妊娠中は、お腹の赤ちゃんを守るために体全体の免疫システムを調整しなければならないため、母体の免疫力が低下することがあります。この免疫力の低下により、歯周病菌が増殖しやすくなり、歯周病のリスクも高まります。

3. 口腔ケアの不足

つわりや体調の変化によって歯磨きが不十分になることは、虫歯だけでなく、歯周病のリスクを高める要因にもなります。特に妊娠初期や後期には体調が不安定になりがちで、歯磨きの頻度や質が低下することがある点に注意が必要です。

妊娠中に歯科治療を受ける適切な時期

妊娠中に歯科治療を受ける際には、適切な時期を選ぶことが重要です。一般的には、妊娠中期(安定期である妊娠5~7ヶ月頃)が最も適しているとされています。この時期はつわりも落ち着き、体調が比較的安定しているため、歯科治療が行いやすいです。

妊娠中期に受けられる歯科治療の種類

妊娠中期には、クリーニングやスケーリングといった歯の清掃、虫歯の治療、歯周病の治療、詰め物や被せ物の修復など、基本的な歯科治療を行うことが可能です。また、軽度の外科的処置であれば、妊娠中期に安全に実施されることが多いです。ただし、必要最低限の治療にとどめ、緊急性がない場合は出産後に延期することが推奨されます。

妊娠初期は?

妊娠初期は胎児の重要な器官が形成される時期であり、特に薬剤の影響が胎児に及ぶ可能性が高いため、不要な治療や薬物の使用は避けるべきです。また、妊娠初期のつわりによる体調不良も、治療を困難にする要因となります。

妊娠後期は?

妊娠後期は子宮が大きくなり、仰向けでの治療が母体に負担をかけることがあります。仰臥位低血圧症候群(ぎょうがいていけつあつしょうこうぐん)といって、仰向けの姿勢により大静脈が圧迫され、血流が悪くなることで母体にめまいや息苦しさを引き起こすリスクもあります。そのため、緊急性のない治療は妊娠後期も避けることが推奨されます。

妊娠期における定期検診の重要性

妊娠中は歯や歯茎の健康を保つために、定期的な歯科検診が欠かせません。妊娠中はホルモンバランスの変化により、虫歯や歯周病のリスクが高まるため、早期発見と早期治療が極めて重要です。特に歯周病は、妊娠中に進行しやすく、重症化した場合には早産や低体重児出産のリスクが高まることが報告されています。このため、妊娠中の定期検診を受けることで、歯と歯茎の健康を保ち、母体や胎児に悪影響を与えないようにすることが求められます。

定期検診では何するの?

歯科の定期検診では、歯のクリーニングやスケーリングを行い、歯石の除去を行うことで歯周病の予防が期待できます。また、歯茎の状態のチェックを通して、炎症や出血の兆候を早期に発見し、必要に応じて適切な治療を行います。妊娠中は、唾液の量が減少し口腔内が乾燥しやすいため、口腔ケアが不十分になると虫歯や歯周病が進行しやすくなります。定期的な検診を通して、これらのリスクを低減することができます。

当院で使用してる機械はこちら💁🏼‍♀️

さらに、歯科医師や歯科衛生士から適切な口腔ケアのアドバイスを受けることも、妊娠中の歯の健康維持において非常に有効です。例えば、フッ化物を含む歯磨き粉の使用や、デンタルフロスを取り入れることで、虫歯や歯周病を予防する効果があります。妊娠中期には、体調が安定しているため、こうしたケアを積極的に取り入れることで、より効果的に口腔内の健康を守ることができます。

出産後の赤ちゃんとの生活も見据えて

妊娠中の健康な歯は、出産後の赤ちゃんとの生活をより快適にするためにも重要な役割を果たします。痛みやトラブルがない状態で出産を迎えることは、産後の育児に集中するためにも欠かせません。また、妊娠中の口腔内の健康状態が良好であれば、赤ちゃんに細菌が伝播するリスクも低減されます。特に虫歯菌は、親から子への垂直感染のリスクがあるため、妊娠中のうちにしっかりとした口腔ケアを行うことが重要です。

まとめ

今回は、妊娠中の歯科との関係というテーマで、妊娠中は、ホルモンバランスの乱れや食習慣の変化、つわりの影響などで歯周病や虫歯のリスクが高まる点に注意が必要です。

とりわけ妊娠性歯肉炎は多くの妊婦さんが悩まされるお口のトラブルといえますので、可能な限り予防に努めましょう。

本文でも述べた通り、妊娠中期であればほとんどの歯科治療を受けられることから、お口の中に気にある点や不安に感じる症状がある場合は、いつでもお気軽に当院までご相談ください。当院には「マタニティ(妊婦)歯科」を設置して、妊婦さんへのきめ細かい歯科診療を提供しております。

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1430分より通常通り診療致します

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歯を抜いた方がいい時とその理由(スタッフブログ)

 

こんにちは

関原デンタルオフィスです

 

私たちの歯は、再生することがない器官なので、一度失うと元には戻りません。現状、失った歯の治療法としてはブリッジ・入れ歯・インプラントといった補綴治療が用意されていますが、いずれも天然歯の審美性や機能性、耐久性を完全に回復できないため、自分の歯はできるだけ抜かずに残した方が良いといえます。しかも天然歯が残っている数が多いほど、生涯医療費を抑えられるというデータもあるのです。それでも歯の状態によっては、保存するより抜いた方が良い結果を招くこともあります。今回はそんな歯を抜いた方がいい時とその理由について、わかりやすく解説をします。

歯を抜いた方がいい時とは?

 

次に挙げる4つのケースでは、保存的な治療にこだわらずに抜いた方がいいことが多いです。

歯根破折(しこんはせつ)

どういう状態なのか?

歯根破折は、歯の根にヒビが入る状態を指し、特に根管治療で神経を取り除いた歯に多く見られます。ヒビが入ると、唾液中の細菌がその隙間から侵入し、根の周囲や顎の骨に炎症を引き起こすことがあります。これにより、歯の支持組織が破壊され、歯の安定性が失われてしまうのです。歯根破折は初期段階では痛みがないことが多く、定期検診に通っていても予防が難しい場合がありますが、発見されると早期の対策が求められます。

抜いた方がいい理由

歯根破折を放置すると、最初は噛んだ時に違和感を覚える程度ですが、進行すると激しい痛みや腫れを引き起こす可能性があります。炎症が広がると、麻酔が効きにくくなり、抜歯の際に痛みを感じることが多くなります。また、歯根破折をそのままにしておくと、顎の骨が減少し、抜歯後に行う歯の補綴治療の難易度が上がります。抜歯後の治療の成功率を高めるためにも、早期に問題のある歯を抜くことが重要です。歯根破折は突発的に起こるトラブルであり、定期的な歯科検診と早期発見が重要ですが、それでも防げない場合があるため、迅速な対応が求められます。

重度の歯周病

どういう状況?

重度の歯周病は、歯を支える顎の骨が大幅に失われ、歯がぐらつく状態を指します。この状態では、歯と歯茎の間に深い歯周ポケットが形成され、そこにプラークや歯石が溜まりやすくなります。これらは細菌の温床となり、さらなる炎症を引き起こします。炎症が進行すると、歯茎が腫れたり下がったりするだけでなく、最終的には顎の骨の破壊が進み、歯が自然に抜け落ちることもあります。歯周病はその初期段階であれば治療が可能ですが、進行してしまうと元の健康な状態に戻すのが難しくなります。

歯周病とはこちら💁

抜いた方がいい理由

重度の歯周病によって顎の骨が大幅に減少すると、歯を補うための治療、例えばインプラントや入れ歯の装着が難しくなります。これは、顎の骨が十分でないために、支えとなる基盤が不足しているからです。また、歯周病は口腔内に限らず、全身の健康にも影響を及ぼす可能性があります。例えば、歯周病菌が血流に乗って全身に広がり、心臓病や糖尿病などのリスクを高めるとされています。さらに、歯周病は口臭の原因ともなるため、社会生活においても大きな影響を与えることがあります。これらの理由から、重度の歯周病に罹患した歯は、他の歯や全身の健康を守るために抜歯を検討することが推奨される場合があります。

歯周病治療について💁

親知らずによるトラブル

どういう状態?

親知らず第三大臼歯とも呼ばれる永久歯で、通常20歳前後に生えてくる歯ですが、現代人の顎が小さくなった影響で、まっすぐに生えずに傾いてしまうことがよくあります。このように傾いて生えた親知らずは、隣接する第二大臼歯にぶつかりやすく、その結果、歯と歯の間にプラークが溜まりやすくなり、虫歯のリスクが高まります。さらに、親知らずは歯茎の中に部分的に埋まった状態で生えることが多く、これにより歯周ポケットが形成され、智歯周囲炎(ちししゅういえん)という炎症を引き起こしやすくなります。この炎症は、腫れや痛みを伴い、時には膿がたまることもあります。加えて、親知らずが第二大臼歯に強く接触することで、第二大臼歯の根が吸収され、歯が弱くなってしまうこともあります。

抜いた方がいい理由

親知らずが正常に機能しない場合、特に傾いて生えていてトラブルを起こしている場合は、抜歯を検討することが一般的です。まず、抜歯の大きな理由の一つは、咀嚼にとって重要な第二大臼歯を守るためです。親知らずが第二大臼歯に圧力をかけ続けると、虫歯や歯周病のリスクが高まり、最悪の場合、第二大臼歯の根が溶けてしまうことがあります。また、智歯周囲炎が頻発する場合、痛みや腫れを繰り返し経験することで日常生活に支障をきたすことがあるため、早めの対処が望ましいです。さらに、親知らずの位置や形状によっては、抜歯手術に際して麻酔が効きにくかったり、神経に近接している場合には麻痺のリスクが懸念されたりすることがあります。こうした難しいケースにおいては、口腔外科の専門医に紹介することで安全な治療が可能となります。

親知らず抜歯症例はこちら💁

残根状態(ざんこんじょうたい)

どういう状態か?

残根状態とは、虫歯が進行し、適切な治療を受けずに放置された結果、歯の頭の部分である歯冠がほとんどなくなってしまい、歯の根だけが残っている状態を指します。このような状況では、歯の本来の機能を果たすことができず、歯茎に埋もれたままの歯根が、口腔内で異物のように存在することになります。残根状態の歯は、歯茎の中に隠れているため、表面的には問題がないように見えることがありますが、実際には口腔内の健康に多大な影響を及ぼす可能性があります。

抜いた方がいい理由

残根状態の歯は、放置することで様々なリスクを伴います。まず、残根は細菌にとって格好のすみかとなりやすく、そこから細菌が増殖して周囲の歯や歯茎に炎症を引き起こす可能性があります。特に免疫力が低下している患者さんでは、細菌が血流に乗って全身に広がり、重篤な症状を引き起こすこともあり得ます。例えば、細菌性心内膜炎などのリスクが増大することが知られています。高齢の方の場合、残根状態を放置することが多く見られますが、これが口腔内の健康だけでなく、全身の健康にも悪影響を及ぼす可能性があるため、将来的な健康維持のためにも抜歯が推奨されます。また、残根状態の歯をそのままにしておくと、歯の周りの骨が減少する原因にもなり、将来的にインプラント、ブリッジ、入れ歯などで歯を補う治療を行う際に、治療の難易度が高くなります。早期に残根を取り除くことで、これらの補綴治療の成功率を高め、噛み合わせの機能を維持することができます。

まとめ

今回は、抜歯をした方がいい時とその理由について解説しました。再生することのない天然歯は、かけがえのない器官であり、可能な限り保存するのが望ましいですが、歯根破折や重度の歯周病、親知らずによるトラブル、残根状態などの症状が見られる場合は抜いた方がいいことも多いです。実際に抜歯が必要であるかどうかは精密検査をしてみなければわかりませんので、該当する症状がある場合はいつでもお気軽に当院までご相談ください。歯を抜いた後の治療法としては、入れ歯・ブリッジ・インプラントの3つの治療法をご案内できます。

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関原デンタルオフィスです。

10月3() 、22()の午前の診療を休診とさせて頂きます。

1430分より通常通り診療致します。

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望月先生 19日(土) 終日

今田先生 26(土)終日

不在とさせて頂きます。

ご不便お掛け致しますが、
ご理解の程よろしくお願い致します。

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インプラント治療 〜診査・診断、一次手術〜(症例集)

 

インプラントとは、失われた場所に埋め込む医療器具・材料のことで医科の領域だと人工関節などもインプラントと呼ばれています。

歯科の領域では”口腔”インプラントとも呼ばれていますが、一般的にインプラントと呼んでいます。

歯科では、ムシ歯や歯周病、もともと永久歯の無い先天性欠如などで失われてしまった歯、顎の骨の欠損部位に対して、本来あった歯やその他の組織の代わりとして、人工歯根(インプラント体)を埋め込むことを指します。

インプラントの歴史は古く1900年初頭から始まっていると言われています。100年以上の歴史がありますが、現在のインプラント治療は1960年代スウェーデンのBrånemark(ブローネマルク)らによって骨内に埋め込まれたインプラント体が直接骨と結合するいわゆる「オッセオイン テグレーション」することが明らかにされ、これがインプラント治療に有効であるという研究結果に基づいています。

 

「オッセオインテグレーション」とは英語で”osseointegration”で“osseo”は「骨の」+”integration”は「一体化、結合」という造語になります。

定義としては、組織学的に光学顕微鏡レベルで骨とインプラント体が直接接触している状態で、あたかもインプラント体が最初からそこにあったかのように振る舞うようにはたらく状態を指します。 

「オッセオインテグレーション」する材料はなんでもいいわけではなく、種類が決まっています。それが現在主に用いられている「チタン」と呼ばれる金属がそれを可能にしています。

チタンが用いられている理由としてオッセオインテグレーションするだけでなく、耐腐食性、加工性、生体親和性に優れているからです。

近年では、チタンの代わりにジルコニアと呼ばれるセラミックを用いる方法も出てきていますが、日本では薬事未承認のため使用は困難となっています。

インプラント治療の利点と欠点

利点 欠点
高い審美的、機能的回復が可能 外科的な侵襲が大きい
治療にあたり他の歯を削る必要がない 治療期間が長期に及ぶ
長期間、良好な結果を得られる 費用が高額になる

利点として重要なことは隣合う歯を削らず、負担をかけず治療が可能ということです。

例えば、隣り合う歯が処置のしていない歯の場合、インプラント治療以外の治療法だと、多かれ少なかれ健康な歯を削らないと治療できません。 

治療のしていない歯が1番ムシ歯にならないと言われているので、健康な歯は削らずに治療できるのがベストだと思います。

さらに、インプラント治療以外の方法だと失った歯の部分にかかるはずだった力を両隣の歯に負担してもらうことになります。そうすると、歯の寿命は短くなってしまいます。

 

欠点ではないですが、インプラント治療を行う上で知っておかなければならないこととして、イン プラントも歯周病になる可能性があるということです。「インプラント周囲粘膜炎、インプラント周囲炎」と呼ばれています。

インプラント周囲粘膜炎とは文字通りインプラント周囲の粘膜(歯肉)が腫れて、炎症を起こしている状態です。インプラント周囲炎とは粘膜だけでなく、インプラントを支えている骨にまで炎症が広がり、骨を溶かしている状態のことを指します。

 

これらの大きな原因として、セルフケア不足とメンテナンス不足が挙げられます。

年に数回の定期メンテナンスだけでは歯周病を防ぐことは困難です。デンタルプラークは毎日作られ、歯やインプラントに付着します。そのため、毎日のセルフケアが必須になります。これを怠ってしまうとインプラントだけでなく、ご自身の歯もムシ歯や歯周病になってしまいます。

なので、セルフケアをしっかり行なっていただき、定期メンテナンスではきちんと磨けているかや、磨き方の確認、目視ではわからないことはレントゲン写真などで骨の状態を確認しインプラント周囲粘膜炎、インプラント周囲炎になっていないかなどをチェックしていきます。

 

インプラント治療を行う上で一番大切と言っても過言ではない項目が診査・診断になります。

全身疾患の有無、手術部位の状態(歯肉の状態や、骨の量・質など)、噛み合わせ、喫煙の有無、予想される治療効果と患者様の期待度とのギャップについてなどさまざまなことを考慮し、最適な治療計画を立案していきます。

 

インプラント治療にひそむリスクとして、①手術時と②メインテンナス期間にあります。

まず、①手術時、とくにインプラント治療と深く関係していることとして上顎だと上顎洞、下顎だと下顎神経があります。

まず、上顎洞は写真のように鼻の横にある空洞です。この場所は上顎の奥歯とも距離が近く空洞までの距離が近すぎると、空洞に骨を足すような手術が必要になったり、そもそもインプラント治療を受けれない場合もあります。

 

つぎに②下顎神経です。

 下顎神経・動脈は写真のように下顎の中を通っている太い神経・血管です。この神 経・血管までの距離が近すぎると、上顎同様、骨を足す手術が必要になったり、治療できないこともあります。

 

これらのリスクを回避するためにレントゲン写真やCTによる精密な診査・診断が必要になってきます。

 

 

全身状態で注意することとして以下のような方は注意が必要です。

年齢
喫煙
循環器疾患(高血圧症、心疾患、)
脳血管障害
血液疾患
消化器疾患
肝機能障害
腎機能障害
呼吸器疾患(気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD))
糖尿病
骨粗鬆症
自己免疫疾患
精神・神経系疾患(精神疾患、認知症、パーキンソン病)
アレルギー(薬物、金属、アトピー性皮膚炎)
腫瘍

この中で意外と思われる項目として「喫煙」があります。

喫煙者は粘膜が慢性的に炎症を起こしているため、外科処置後に治癒不全が起こりやすく、インプラント体と骨の生着率が非喫煙者と比較して低いとされています。また、喫煙は歯周病を悪化させる要因であると同時にインプラントにも歯周病を起こす可能性が高く、長期残存率に影響を及ぼします。

 

 

インプラントはどれくらい持つのかという質問をよく受けます。

お口の中の環境や使い方など人それぞれなので、明確な答えはでませんが、残存率は10年間で92~95%(厚生労働省より)と言われています。

この数字が低いか高いかは価値観で変わってきますが、かなり高い数値だと思われます。

自動車を例に挙げてみます。自動車の平均寿命は10年前後と言われていますが、乗り方やメンテナンスによって短くなったり、長くなったりします。

丁寧に運転し、定期メンテナンスも通っていれば、長く乗れることは多いですし、荒い運転で、メンテナンスも通わず、調子が悪くなれば修理するような乗り方であれば寿命は短くなってしまいます。自動車だけでなく、モノであればどれも同じことは言えると思います。インプラントもそれにあたります。

治療したら終わりではなく、無茶な使い方はせず、定期メンテナンスに通っていただくことで長期間使用することができるようになります。

 

インプラント治療の流れは大きく分けて以下のように進んでいきます。

①診査・診断

②一次手術

③二次手術

④被せ物装着

一次手術とはインプラント体を骨の中に埋めていく手術です。

二次手術とはインプラント体と被せ物をつなぐための手術です。

今回は一次手術までの実際の流れを見ていただきます。 

 

骨の量、神経の位置などCTにて診査診断

↑術前の口腔内写真 

 ↑歯肉を切開し、骨にインプラント体が入る穴を形成

骨を削るので、治療中は多少振動します 

↑穴を形成するためのドリル

 

↑形成した穴にインプラント体を埋入  

↑実際のインプラント体 

 

↑縫合後

ここまでの治療時間は約1時間です。

1~2週間後に抜糸します。

手術後はお薬を処方しますが、数日腫れや痛みが出ることがあります。

↑レントゲン写真にて最終確認

以上が一次手術の流れになります。

今後は二次手術まで4~6ヶ月程度待ちます。この期間にインプラント体と骨がオッセオインテグレーションします。

その後は、二次手術で再び歯肉を切開しインプラント体とアバットメントと言われるもので歯肉の形態を作っていき、最終的に被せ物を装着していきます。

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9月休診のお知らせ📢

こんにちは

関原デンタルオフィスです。

9月5() の午前の診療を休診とさせて頂きます。

1430分より通常通り診療致します  

また、

院長先生 17(火) 午前

望月先生 21(土) 終日

今田先生 14日(土) 終日

不在とさせて頂きます。

ご不便お掛け致しますが、
ご理解の程よろしくお願い致します。

武蔵小杉の歯医者【関原デンタルオフィス】

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【セルフケア】歯磨き粉やマウスウォッシュの効果や選び方(スタッフブログ)

 

こんにちは

 

関原デンタルオフィスです。

 

虫歯や歯周病、口臭を予防する上で何より重要となるのはセルフケアです。毎日のセルフケアの方法によって口腔衛生状態は大きく変わります。今回はそんなセルフケアの効果と効率を高めてくる歯磨き粉とマウスウォッシュについて、わかりやすく解説をします。

歯磨き粉(歯磨剤)の分類について

薬局やドラッグストアには、歯磨き粉をはじめとしたさまざまな製品が並んでいますが、配合されている成分によって3種類に分けられるのをご存知でしょうか?それは化粧品・医薬部外品・医薬品の3つです。いずれも一度は耳にしたことがある言葉ですが、歯磨き粉にもその分類が当てはまることに驚かれた方も多いことでしょう。

化粧品の定義と特徴

化粧品は、肌や髪を美しく整えるために使用される製品です。これには、洗顔料、化粧水、ファンデーション、リップスティックなどが含まれます。日本の薬機法では、「人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、または皮膚若しくは毛髪を健やかに保つために使用されるもの」と定義されています。

歯磨剤に関しても、基本成分と呼ばれるものだけで構成された製品が該当します。具体的には、研磨剤・清掃助剤・発泡剤・香味剤・保存剤・着色剤などが挙げられます。これらは、あくまで口腔内の清潔を保つために使用されるものであり、医薬的な効果は持ちません。そのため、安全性が高く、毎日の口腔ケアに安心して使用できることが特徴です。

医薬部外品の定義と特徴

医薬部外品は、化粧品と医薬品の中間に位置する製品です。これには、一定の効能・効果を持つ成分が含まれており、日常生活での使用を前提としています。具体的には、薬用歯磨き、育毛剤、デオドラントなどが該当します。

薬用歯磨きは、殺菌剤・歯質強化剤・消炎剤・止血剤・象牙細管封鎖剤などが含まれており、これらには虫歯予防や歯周病予防、知覚過敏の症状を緩和する効果があります。日本の薬機法では、「軽度の薬理作用を持ち、疾病の予防や健康維持を目的とする製品」として定義されています。医薬部外品は、厚生労働省によって効能や成分が承認されているため、一定の効果が期待できることが特徴です。これにより、患者さんは信頼性の高い製品を選ぶことができます。

【薬用成分】

虫歯予防

フッ化ナトリウム(NaF)→歯質強化、再石灰化の促進

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プラーク(歯垢)除去

デキストラナーゼ(酵素)→プラークの分解

歯周病(歯肉炎・歯周炎)の予防

トラネキサム酸​→抗炎症作用

IPMP(イソプロピルメチルフェノール)

→殺菌作用

塩化ナトリウム

→収れん(歯肉のひきしめ)作用

当院おすすめ歯周病予防歯磨き粉🦷

歯石予防

ポリリン酸ナトリウム・ピロリン酸ナトリウム​→歯石形成の抑制

知覚過敏の改善

乳酸アルミニウム​→象牙細管の封鎖

硝酸カリウム→刺激の伝達を防ぐ

口臭の防止

LSS(ラウロイルサルコシンナトリウム)→殺菌作用

医薬品の定義と特徴

医薬品は、疾病の治療や予防、診断に直接関与する成分を含む製品です。これには、処方薬や市販薬が含まれ、抗生物質、鎮痛剤、抗アレルギー薬などが該当します。日本の薬機法では、「疾病の診断、治療または予防に使用されることを目的とする製品」として定義されており、その効果が科学的に証明されています。

歯科領域では、抗菌薬や鎮痛薬、炎症を抑える薬などが使用されます。また、医薬品としての歯磨剤には、特定の治療効果を持つ成分が含まれている場合があり、歯周病の治療や予防を目的としたものが例として挙げられます。これらの医薬品は、使用に際して歯科医師や薬剤師の指導が必要となることが多く、副作用のリスクも伴います。

歯磨き粉のジェルとペーストの違い

歯磨き粉は、ジェルタイプとペーストタイプの2つに大きく分けられます。

ジェルタイプの特徴

ジェルタイプの歯磨き粉は、透明で滑らかな質感が特徴です。ジェルタイプの歯磨き粉は、特にお子さんや親御さんに人気があります。なぜなら、泡立ちが少なく、刺激が少ないため、デリケートな口腔環境にも優しいからです。フッ素が均一に口内に行き渡るため、虫歯予防に効果的です。また、ジェルは歯の表面に長時間とどまる性質があるため、フッ素の効果を最大限に発揮することができます。

ジェルタイプの効果的な使い方

ジェルタイプの歯磨き粉の効果的な使い方としては、少量を歯ブラシに取り、優しく円を描くように磨くことが推奨されます。特に、寝る前の歯磨きにはジェルタイプが適しており、フッ素が一晩中作用することで、虫歯のリスクを低減します。さらに、ジェルタイプは磨き残しが少ないため、歯周病予防にも役立ちます。

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ペーストタイプの特徴

ペーストタイプの歯磨き粉は、古くから多くの患者さんに愛用されていますが、そ理由は高い清掃力にあります。ペーストタイプの歯磨き粉の多くには研磨剤が含まれており、歯の表面に付着したプラークや汚れを効果的に除去することができます。また、ペーストタイプにはフッ素やホワイトニング成分が含まれているものも多く、美しい笑顔を保つために役立ちます。

ペースタイプの効果的な使い方

ペーストタイプの歯磨き粉の効果的な使い方としては、歯ブラシ全体に適量を乗せ、歯の表面全体を丁寧にブラッシングします。特に、噛み合わせの部分や歯と歯の間など、汚れがたまりやすい箇所を重点的に磨くことが重要です。また、ペーストタイプは泡立ちが良いため、口全体に行き渡らせることが容易です。これにより、口腔全体の清潔を保つことができます。

当院オススメペースト歯磨き粉

どっちがおすすめ?

ジェルタイプとペーストタイプのどちらを選ぶかは、患者さんの口腔状態や好みによります。それぞれの特性を理解し、正しい使い方をすることで、健康な口腔環境を維持することが可能です。

マウスウォッシュ(洗口液)について

マウスウォッシュも歯磨き粉と同様、化粧品・医薬部外品・医薬品の3つに分けられます。それぞれの使用目的や効果、使い方などは以下の通りです。

化粧品の洗口液

【使用目的】

化粧品としての洗口液は、主に口腔内の清涼感を得るために使用されます。日常の口腔ケアの一環として、口臭の予防や息をリフレッシュすることが目的です。

【効果】

このタイプの洗口液は、口腔内を一時的に爽やかにし、口臭を抑える効果があります。ただし、医学的な治療効果は期待できません。

【使い方】

適量を口に含み、30秒から1分ほど口内をゆすいだ後、吐き出します。使用頻度は、日常的なケアとして朝晩2回程度が推奨されます。

【ポイント】

化粧品の洗口液は、毎日の口腔ケアの一部として気軽に使用できます。口臭予防を目的とする場合は、定期的な歯磨きと併用すると効果的です。

医薬部外品の洗口液

【使用目的】

医薬部外品の洗口液は、口腔内の清潔を保ち、虫歯や歯周病の予防を目的としています。

【効果】

このタイプの洗口液には、主に殺菌成分が含まれており、虫歯予防や歯周病予防に効果があります。口腔内の細菌を減少させ、歯と歯茎を健康に保ちます。

【使い方】

食後や就寝前に使用するのが効果的です。適量を口に含み、30秒から1分間ゆすいだ後、吐き出します。使用後は水で口をすすぐ必要はありません。

【ポイント】

医薬部外品の洗口液は、日常の口腔ケアに取り入れることで、虫歯や歯周病のリスクを低減することができます。

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医薬品の洗口液

【使用目的】

医薬品の洗口液は、口腔内の感染症や炎症の治療、予防を目的としています。歯科医師や医師の指示のもと使用されます。

【効果】

このタイプの洗口液には、抗菌薬や抗炎症薬が含まれており、口内炎や歯周病、その他の口腔内の疾患に対する治療効果があります。強力な殺菌作用があり、短期間で症状の改善が期待できます。

【使い方】

歯科医師や医師の指示に従い、適量を口に含み、30秒から1分ほど口内をゆすいだ後、吐き出します。使用頻度や期間は、症状に応じて異なります。

【ポイント】

医薬品の洗口液は、特定の口腔疾患の治療に使用されるため、必ず歯科医師や医師の指導のもとで使用することが重要です。副作用のリスクもあるため、用法・用量を守ることが大切です。

まとめ

今回は、セルフケアで使用する歯磨き粉やマウスウォッシュについて解説しました。こうしたオーラルケアグッズは、化粧品・医薬部外品・医薬品の3つに分類することができ、それぞれで特徴や得られる効果、使用目的が異なりますので十分な注意が必要です。そんなセルフケアに用いる歯磨き粉やマウスウォッシュについてもっと知りたいという方は、いつでもお気軽に武蔵小杉の関原デンタルオフィスまでご相談ください。

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8月休診のお知らせ📢

こんにちは

関原デンタルオフィスです。

夏期休診のお知らせです。

お盆期間中の8月12日(月)〜8月18日(日)
まで休診となります。

8月27()の午前の診療を休診とさせて頂きます。

1430分より通常通り診療致します。

また、

飯田先生、8月2日(金) 3日(土)

今井先生、8月28(水)

は終日不在とさせて頂きます。

ご不便お掛け致しますが、
ご理解の程よろしくお願い致します。

武蔵小杉の歯医者【関原デンタルオフィス】

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