インプラントのメリットは?入れられないこともあるって本当?
インプラントとは、歯を失った場合にその代わりとして埋め込むもののことです。
歯の代わりになるものとしてインプラントの他にも被せ物やブリッジ、入れ歯などがありますが、今回はインプラントのメリットや、治療を受けられない方について解説します。
インプラント治療を受けるメリット
インプラントには、他の治療方法にはないメリットがいくつかあります。
自分の歯のように噛める
見た目が良い
他の歯に負担がかからない
インプラントの最大のメリットは、自分の歯のように噛める点です。
ブリッジや入れ歯のように不安定になることがなく、骨でがっちり固定されています。
自分の歯のように噛めるというだけで、味の感じ方や食事へのモチベーションが大きく変わってくるでしょう。
インプラント治療を受けられないこともある?
インプラントにはメリットが多くありますが、治療を受けられない方もいます。
あごの骨が薄い・少ない方
インプラントはあごの骨に埋め込むものであるため、骨が薄かったり十分な量がなかったりすると難しくなってきます。そのため骨移植や骨の再生を促す治療が先となります。
セルフケアがしっかりできない方
インプラントは入れたら終わりではなく、メンテナンスや歯磨きで清潔を保つことが重要です。これらを怠ると炎症を起こし、せっかく入れたインプラントもすぐにだめになってしまいます。
妊娠・授乳中の方
インプラント治療では痛み止めや抗生物質など薬をいくつか服用します。そのため赤ちゃんへの影響を考えると、妊娠中や授乳中は控えると良いでしょう。一般的には骨の成長が終わる20歳ごろからインプラント治療を受けられるようになります。
全身疾患がある方
全身の病気がある場合、その治療を受けている医師と相談した上で治療を始める必要があります。飲んでいる薬などにより、インプラントを入れた部分(=手術を受けた部分)の治りが悪くなることがあるからです。