こんにちは。
関原デンタルオフィスです。
歯並びや噛み合わせの改善は、見た目の美しさだけでなく、お口の健康維持にもつながります。矯正治療を検討する際、『ワイヤー矯正』と『インビザライン矯正』の選択は重要です。しかし、「できるだけ目立たずに矯正したい」「早く治療を終えたい」「費用がどのくらいかかるか心配」など、矯正治療を始めるにあたって気になるポイントは人それぞれです。
このブログでは、ワイヤー矯正とインビザライン矯正の違いについて、それぞれのメリット・デメリット、費用の違い、治療期間の目安などを分かりやすくご紹介し、ご自身にとって最適な矯正方法を選ぶためのヒントをお伝えいたします。
ワイヤー矯正のメリットとデメリット
ワイヤー矯正は、歯の表面に金属製のブラケットを装着し、そこにワイヤーを通して歯を動かす矯正方法です。
メリット
軽度〜重度の不正咬合(出っ歯、受け口、乱ぐい歯など)まで、さまざまな症例に適用できます。
ワイヤーによる持続的な力で、計画的かつ効率的に歯を動かします。
インビザライン矯正と比較して、費用を抑えられる傾向があります。
小児から成人まで幅広い年齢層で治療が可能です。成長期のお子さまにも適用でき、顎の成長をコントロールしながら治療ができます。
デメリット
金属のブラケットやワイヤーが目立ちやすく、人前に出る機会が多い方は気になることがあります。透明や白色のブラケットもありますが、完全に目立たなくすることは難しいです。
ワイヤーやブラケットが唇や頬の内側に当たり、口内炎ができやすくなることがあります。
矯正装置の周りに食べかすが溜まりやすく、虫歯や歯周病のリスクが高まります。矯正専用の歯ブラシやフロスを使用し、丁寧なケアが必要です。
硬い食べ物(ナッツ、せんべい)や粘着性のある食べ物(ガム、キャラメル)は、装置が破損する恐れがあるため、避ける必要があります。
ワイヤーの調整後に歯が引っ張られるような痛みを感じることがあります。
インビザライン矯正のメリットとデメリット
インビザライン矯正は、透明なマウスピース型の矯正装置を使用する矯正方法です。
メリット
透明なマウスピースを使用するため、装着していてもほとんど目立たず、周囲に気づかれにくいです。
食事や歯磨きの際に取り外せるため、日常生活への影響が少ないです。
ワイヤー矯正に比べて、装置による痛みや違和感が少ないです。
デメリット
決められた装着時間を守る必要があり、守らないと計画通りに治療がすすまないことがあります。
矯正治療にかかる費用や期間は、矯正方法や歯並びの状態によって異なります。
費用
初診相談は無料です。
検査+診断:44,000円
ワイヤー矯正:全体矯正の場合、825,000円~880,000円
ワイヤー矯正:部分矯正の場合、330,000円〜660,000円
インビザライン矯正:全体矯正の場合、770,000円〜979,000円
インビザライン矯正:部分矯正の場合、440,000円〜660,000円
保定装置料(矯正終了後に後戻りを防ぐための装置):44,000円~66,000円
歯並びの乱れが引き起こすリスク
矯正治療は、歯並びを整えるだけでなく、お口の健康を維持する上でも非常に大切です。
歯並びが悪い状態を放置すると、虫歯や歯周病のリスクが高まります。また、噛み合わせが悪いと、消化不良や顎関節症の原因となることもあり、さらに発音に影響を及ぼすこともあるため、気になる方は早めの相談をおすすめします。
まとめ 〜矯正治療後のメンテナンスの重要性〜
矯正治療には、ワイヤー矯正とインビザライン矯正という二つの代表的な方法があります。それぞれにメリットとデメリットがあり、費用や期間も異なります。ご自身のライフスタイルや価値観に合わせて、最適な矯正方法を選びましょう。
また、矯正治療後の歯は「後戻り」を起こしやすい状態です。治療後は保定装置(リテーナー)を使用して、歯並びを安定させ、後戻りを防ぐことが大切です。また、治療後のメンテナンスをしっかり行うことで、きれいな歯並びを維持することができます。
当院では『エアフロー』という機械を用いて、歯の表面に付着した汚れを効果的に除去するクリーニングを行っています。エアフローは、微細なパウダーと水を噴射することで、歯の表面の着色や汚れを落とします。矯正器具の周りの清掃も効果的に行え、治療後のケアをサポートします。
治療後も、しっかりとしたメンテナンスを行うことで、矯正治療の成果を長期間保つことができます。
矯正治療を検討されている方は、お気軽にご相談ください。当院では、患者様一人ひとりに合わせた丁寧なカウンセリングを行い、最適な治療計画をご提案させていただきます。