こんにちは
関原デンタルオフィスです。
1月15日(木) 午前
こちらを休診とさせて頂きます。
14時30分より通常通り診療致します。
また、
望月先生 19日(月) 午前中のみ
不在とさせて頂きます。
ご不便お掛け致しますが、
ご理解の程よろしくお願い致します。
日付: 2025年12月9日 カテゴリ:お知らせ
こんにちは
関原デンタルオフィスです。
1月15日(木) 午前
こちらを休診とさせて頂きます。
14時30分より通常通り診療致します。
また、
望月先生 19日(月) 午前中のみ
不在とさせて頂きます。
ご不便お掛け致しますが、
ご理解の程よろしくお願い致します。
日付: 2025年12月9日 カテゴリ:お知らせ
こんにちは
関原デンタルオフィスです。
12月28日(日)〜1月4日(日)まで 休診とさせていただきます。
12月27日(土)は14時00分まで診療しております。
年始は1月5日(月)10時から 通常通り診療開始致します。
ご不便をお掛けしますが、
ご理解の程よろしくお願い致します。
日付: 2025年12月9日 カテゴリ:お知らせ
こんにちは
関原デンタルオフィスです。
お子様の乳歯が生えはじめると、「そろそろ歯みがきを始めた方がいいのかな?」と気になり始める保護者の方も多いのではないでしょうか。
お子様の大切な歯を守るためには、毎日の仕上げみがきと、乳歯の時期に合わせたケアが欠かせません。しかし、成長とともに「イヤイヤ期」に入ると、歯みがきを嫌がることも増え、悩まれる方も少なくありません。
今回は、歯みがきのスタート時期から、イヤイヤ期を乗り越える工夫、仕上げみがきのコツまで、親子で前向きに取り組める方法をわかりやすくご紹介します。
乳歯が1本でも生えたら、お口のケアはスタートしてOKです。最初は歯ブラシを使わず、濡らしたガーゼで優しく拭くことから始めましょう。
歯が2〜3本と増えてきたら、赤ちゃん用のやわらかい歯ブラシに切り替えて、1日1回、夜の寝る前を目安に「仕上げみがき」を行っていきます。
この時期は「歯みがき=痛くない」「怖くない」と感じてもらうことが大切です。無理をせず、お子様のペースに合わせながら、遊び感覚で慣らしていきましょう。
2歳半~3歳頃には、上下10本ずつ、計20本の乳歯がほぼ生えそろいます。この頃から、奥歯や歯と歯の間のケアが特に重要になります。
歯ブラシの毛先を使って1本ずつていねいにみがくことが大切です。自分でみがく練習も始められますが、夜は必ず仕上げみがきを行いましょう。
親子で一緒にみがいたり、好きな歯ブラシや歯みがき粉を選ぶなど、「楽しめる工夫」で習慣化を目指します。
3歳ごろから始まる「イヤイヤ期」には、歯みがきを強く嫌がるお子様も少なくありません。無理に押さえつけてしまうと、かえって歯みがき嫌いになってしまうことも。
この時期は、無理強いせず以下のように「楽しい時間」に変える工夫が効果的です。
◎歌をうたう/歯みがき動画を一緒に見る
◎お気に入りのぬいぐるみに「先にみがこうね」と声をかける
◎歯みがき後に「よくできたね!」とほめてあげる
◎嫌がる日は「1か所だけ」「10秒だけ」と区切る
完璧を求めず、「少しでもできたらOK」と思うことが、続けるコツです。
仕上げみがきをするときは、姿勢や手順を意識するだけで、負担が減りスムーズになります。
・お子様の頭をひざの上にのせる「寝かせみがき」が基本
・歯ブラシはペン持ちで優しく、力を入れすぎない
・歯と歯ぐきの境目、奥歯の溝、裏側をていねいに
・順番を決めて磨くと、みがき残しを防げます
「寝かせみがき」は視野が確保でき、安定感があるためおすすめです。
仕上げみがきに加えて、歯を強くするための「フッ素塗布」や、歯科医院での「定期検診」も重要です。特に乳歯や生えたての永久歯はむし歯になりやすいため、3か月ごとのフッ素塗布が効果的とされています。また、仕上げみがきでは落としきれない汚れや歯の生え方の異常なども、歯科でチェックできます。「むし歯になる前に防ぐ」ことが、お子様の将来の歯の健康につながります。
仕上げみがきは、お子様の歯を守るための大切な習慣です。スタート時期やイヤイヤ期の対応に悩むこともあるかもしれませんが、大切なのは“毎日の積み重ね”です。
当院では、お子様の成長に合わせたケアのご相談や、フッ素塗布・定期検診も行っております。小さな頃から通っていただくことで、歯医者さんへの不安も少なくなります。
「どんなふうに仕上げみがきすればいい?」「歯みがきを嫌がるけど大丈夫?」といったお悩みがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。
日付: 2025年12月1日 カテゴリ:お知らせ, スタッフブログ
こんにちは
関原デンタルオフィスです。
12月9日(火) 午前
こちらを休診とさせて頂きます。
14時30分より通常通り診療致します。
また、
望月先生 13日(土) 終日
輿先生 20日(土) 終日
不在とさせて頂きます。
ご不便お掛け致しますが、
ご理解の程よろしくお願い致します。
日付: 2025年11月18日 カテゴリ:お知らせ
こんにちは
関原デンタルオフィスです。
「エアフローって聞いたことはあるけれど、普通の歯のクリーニングと何が違うの?」そんな疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。エアフローは近年注目されている、歯の表面をやさしくきれいにできる新しいクリーニング方法です。
今回は、エアフローのしくみや通常のクリーニングとの違い、期待できる効果や注意点について、わかりやすくご紹介します。
エアフローは、微細なパウダーと水・空気を同時に噴射することで、歯の表面や歯ぐきまわりの汚れをやさしく除去するクリーニング方法です。
使用するパウダーには、グリシンやエリスリトールなど体にやさしい成分が使われており、粒子が非常に細かいため、歯面や歯と歯の間、被せ物のすき間などの細かい部分にも入り込みやすいのが特徴です。
また、従来のように金属の器具でガリガリ削るのではなく、吹きつけるように除去するため、歯や歯ぐきへの刺激も少なめです。
どんな効果がある?
エアフローでは、次のような効果が期待できます。
・着色汚れの除去
・バイオフィルムの除去
・歯面のツルツル感
・インプラントや矯正中の清掃にも対応
見た目の改善だけでなく、むし歯や歯周病の予防にもつながるのがエアフローの魅力です。日々のケアでは落としきれない汚れをやさしく取り除き、清潔なお口の環境を保つサポートをしてくれます。
従来のクリーニング(スケーリング)は、歯石を専用の器具で削って落とす方法です。金属製のチップやブラシを使うため、歯石や深い部分の汚れには効果的ですが、着色や細菌の膜(バイオフィルム)の除去には限界があります。
一方、エアフローは、微粒子を吹きつけて汚れをやさしく取り除く方法です。削る感覚がほとんどなく、音や振動も控えめなため、「ガリガリが苦手」「刺激が怖い」と感じる方にも受け入れられやすい特徴があります。
なお、歯石が多い場合は、エアフロー単独では不十分なこともあり、スケーリングと組み合わせて行うこともあります。
エアフローには、次のようなメリットがあります。
◎歯を傷つけずにやさしく汚れを除去できる
◎施術中の痛みや不快感が少ない(個人差あり)
◎歯の表面が明るくなり、見た目も清潔感アップ
◎通常のブラッシングでは落としにくい細かな部分までアプローチ可能
◎処置時間が比較的短く、負担が少ない
とくに、「ホワイトニングまでは考えていないけれど、着色汚れは気になる」という方にとって、自然な歯の明るさを取り戻すケアとして人気があります。
エアフローは比較的安全性の高い施術ですが、以下のような点には注意が必要です。
・パウダーの成分にアレルギーがある方は事前に要相談
・歯石が多い方や歯周病が進行している場合は別の処置が必要になる可能性あり
また、医院ごとに使用している機種やパウダーの種類が異なる場合もあるため、気になる方はあらかじめスタッフにおたずねください。
エアフローは、歯を削ることなく、やさしく・しっかり汚れを落とせるクリーニング方法です。着色や細菌のかたまりを除去し、歯を本来のツルツルした状態に近づけることで、むし歯や歯周病の予防にもつながります。
通常は自費で行われることの多いエアフローですが、当院では保険診療内でご案内しております。
患者様のお口の状態に応じて、エアフローによるケアをご提案しておりますので、「歯をきれいにしたいけど、削られるのはちょっと苦手…」「着色汚れが気になる」という方は、どうぞお気軽にご相談ください。
日付: 2025年10月21日 カテゴリ:お知らせ, スタッフブログ
こんにちは
関原デンタルオフィスです。
11月6日(木) 午前
11月18日(火) 午前
こちらを休診とさせて頂きます。
14時30分より通常通り診療致します。
また、
院長先生 25日(火) 午前
早田先生 15日(土) 終日
望月先生 8日(土) 終日
輿先生 15日(土) 終日
不在とさせて頂きます。
ご不便お掛け致しますが、
ご理解の程よろしくお願い致します。
日付: 2025年10月9日 カテゴリ:お知らせ
こんにちは
関原デンタルオフィスです。
寝ているときや日中、無意識に歯をぐっと噛みしめていませんか?実は“くいしばり”は、歯や顎に大きなダメージを与えるクセのひとつです。
歯ぎしりやくいしばりは、誰にでも起こり得る身近な習慣ですが、自分では気づきにくいことも多く、知らず知らずのうちに歯や顎に大きな負担をかけていることがあります。今回は、「くいしばり」の種類や原因、放置するリスク、そして対処法について、分かりやすくご紹介します。
くいしばりは、上下の歯を強く噛みしめる無意識の習慣で、医学的には「ブラキシズム(歯ぎしり)」と呼ばれる行為のひとつです。
睡眠中だけでなく、日中の作業中やストレスを感じたときにも起こることがあります。正常な状態では、上下の歯は軽く閉じていても接触していないのが自然です。
しかし、くいしばりが習慣化すると、長時間にわたって強い力が歯や顎にかかり、さまざまな不調を引き起こす原因になります。
歯ぎしり・くいしばりには3つのタイプがあります
くいしばりは一括りにされがちですが、実は3つのタイプに分けられます。
くいしばりは、日常のささいな習慣や体の状態が引き金になることがあります。放置すると、歯や顎への影響だけでなく、全身の不調につながることもあるため注意が必要です。
【主な原因】
・ストレスや緊張
・集中時のクセ
・噛み合わせや顎のズレ
・睡眠の質の低下や呼吸の乱れ
【放置すると起こるトラブル】
・歯のすり減りや欠け、詰め物の破損
・顎関節症(口が開きにくい、カクカク音がする)
・頭痛や肩こり、首の張り
・知覚過敏や歯ぐきの退縮
長期的には、歯だけでなく顎関節や周囲の筋肉にも影響を及ぼすため、早めの対処が大切です。
◎ナイトガード(マウスピース)の装着
くいしばり対策としてよく使われるのが、「ナイトガード」と呼ばれるマウスピース型の装置です。就寝時に装着することで歯と歯の接触を防ぎ、歯のすり減りや顎への負担を軽減します。
ナイトガードには「ハードタイプ」「ソフトタイプ」などがあり、症状や装着感の好みに合わせて選べます。
◎生活習慣の見直しとストレスケア
・日中は「上下の歯を離す」意識をもつ
・姿勢を整え、首や肩の緊張をゆるめる
・ストレッチや深呼吸でリラックスする
・睡眠をしっかりとり、心身を休める
くいしばりは、ナイトガードだけで完全に解決するとは限らず、生活面からのアプローチも重要です。
くいしばりや歯ぎしりには、「クレンチング」「グラインディング」「タッピング」といった種類があり、それぞれが歯や顎に負担をかける原因となります。
放置するとさまざまな不調を引き起こすため、ナイトガードの活用や生活習慣の見直しによって、早めの対処を心がけましょう。
当院では、くいしばりに関するご相談やナイトガードの作製も行っております。「もしかしたら…」と心当たりのある方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
日付: 2025年9月30日 カテゴリ:お知らせ, スタッフブログ
こんにちは
関原デンダルオフィスです。
10月9日(木) 、10月21日(火)の午前の診療を
休診とさせて頂きます。
14時30分より通常通り診療致します。
また、
関原先生 14(火) 終日
望月先生 4(土) 終日
輿先生 25(土) 終日
不在とさせて頂きます。
ご不便お掛け致しますが、
ご理解の程よろしくお願い致します。
日付: 2025年9月30日 カテゴリ:お知らせ, スタッフブログ
こんにちは
関原デンタルオフィスです。
「歯みがきはしっかりしているのに、むし歯や歯ぐきの腫れが気になる…」そんなお悩みはありませんか?
実は、歯ブラシだけのケアでは、お口の中の汚れをすべて落としきることはできません。歯と歯のあいだに残った汚れは、むし歯や歯周病のリスクにつながります。
その対策として欠かせないのが、「デンタルフロス」と「歯間ブラシ」です。今回は、それぞれの違いや使い分けのポイントを、わかりやすくご紹介いたします。
どちらも歯と歯のあいだの汚れを落とすための清掃用具ですが、構造や使う場面に違いがあります。
【デンタルフロス】
糸状の清掃用具で、歯と歯が密接している部分の汚れやプラーク(歯垢)を取り除くのに適しています。歯ぐきの縁まで届きやすく、むし歯や歯肉炎の予防に役立ちます。ホルダー付きやロールタイプなど、形状も選べます。
【歯間ブラシ】
小さなブラシを歯のすき間に差し込んで使う器具で、歯ぐきが下がって隙間が広がった部分に適しています。ブリッジや矯正装置の周囲など、フロスでは届きにくい場所の清掃にも便利です。サイズも豊富で、すき間の大きさに合ったものを選ぶことが大切です。
◎フロスがおすすめな人
・歯と歯のすき間が狭い方
・若い方や、歯並びが詰まっている方
・見た目の印象も気になる方
特に前歯のようにすき間が狭い部分には、歯間ブラシよりもフロスが適しています。細かいすき間にやさしく入り込み、プラークを取り除くことで、むし歯や歯肉炎の予防にもつながります。見た目に配慮したい方にも扱いやすく、清掃後の爽快感も得られます。
◎歯間ブラシがおすすめな人
・歯と歯のすき間が広がっている方
・加齢や歯周病で歯ぐきが下がっている方
・ブリッジや矯正装置がある方
奥歯や装置の周りなど、フロスでは届きにくい部分の清掃に適しています。すき間の状態に合ったサイズを選べば、歯ぐきを傷つけず、効率よくプラークを除去できます。
◎両方を使い分けるとさらに効果的
お口の中は部位によってすき間の広さや汚れのたまりやすさが異なります。たとえば、前歯はフロス、奥歯やブリッジ周辺は歯間ブラシ、といったように場所ごとに使い分けることで、清掃効果がさらに高まります。
Q. フロスで血が出るのはダメですか?
A. 初めて使うと、歯ぐきから出血することがあります。歯と歯の間に汚れがたまり、歯ぐきが炎症を起こしているサインかもしれません。
正しく使い、毎日続けることで歯ぐきが健康になり、出血もおさまっていきます。強くこすらず、やさしい力加減を心がけましょう。
Q. 歯間ブラシはどのサイズを選べばいい?
A. 歯間ブラシは、すき間に合ったサイズ選びが重要です。大きすぎると歯ぐきを傷つけ、小さすぎると汚れが残ります。
当院では、「クラプロックス歯間ブラシ」をおすすめしています。その人に合ったサイズを測って選べるため、1日1回1ストロークで効率よく歯間の汚れを落とすことができます。
詳しい製品紹介はこちらをご覧ください。
Q. 毎日使った方がいいの?
A. はい。フロスや歯間ブラシは、毎日続けることで効果を発揮します。歯ブラシだけでは落とせない汚れが歯石となり、歯周病の原因になることもあります。寝る前の歯みがき後に1日1回の使用がおすすめです。お口がすっきりし、むし歯や歯周病の予防にもつながります。
フロスと歯間ブラシは、それぞれ得意とする清掃部位が異なります。ご自身の歯の状態に合った道具を選び、毎日のケアに取り入れることが、お口の健康を守るためにはとても大切です。
当院では、患者様のお口の状態に合わせて、フロスや歯間ブラシの選び方・使い方まで丁寧にアドバイスさせていただいております。「自分にはどちらが合うのかわからない」という方も、ぜひお気軽にご相談ください。
ダイレクトボンディングとは?
近年、歯科治療の中でも注目を集めている治療のひとつが
「ダイレクトボンディング」です。
従来の治療と比べ、歯をなるべく削らずに短期間で白く自然な見た目を
回復できることから、多くの方が選択される治療法となっています。
「ボンディング(bonding)」とは「接着」という意味です。
つまりダイレクトボンディングとは、歯に直接レジン(樹脂材料)を盛り付けて、
歯の欠けた部分や虫歯、すき間などを修復していく治療法です。
特徴は、型取りや仮歯が不要で、1回の治療で完了できる点です。
また使用する材料は進化しており、自然な透明感やツヤ、耐久性も向上しています。
特に「銀歯は避けたい」「見た目をきれいにしたい」「治療回数を減らしたい」
「少しでも費用を抑えたい」という方におすすめです。
保険診療のレジン治療との違い
ダイレクトボンディングは「白い詰め物」という点では保険診療のCR
(コンポジットレジン)と同じですが、実際はさまざまな違いがあります。
▶︎ 使用する材料
比較的安価なレジンを使用
色調や透明感に限界あり
経年劣化も早め。
耐久性も高い。
▶︎ 時間・工程
治療時間が短く、仕上げもシンプル。審美性は最低限。
▶︎ 見た目
✅簡単に言えば、「同じレジンでも、材料・技術・工程がまったく別物」と
考えていただくとわかりやすいです。
ダイレクトボンディングはこんな方におすすめ
• 前歯の小さな欠けやすき間が気になる方(正中離解など)
• 銀歯を目立たない白い歯に変えたい方
• 歯の形や色を手軽に改善したい方
• セラミック治療ほど費用はかけたくないが、保険の見た目には満足できない方
• 「歯はなるべく削りたくない」と考えている方
特に歯の審美と保存を両立したい方には非常に相性の良い治療法です。
ダイレクトボンディングのメリット
✅ 歯の切削量が最小限
✅ 金属不使用でアレルギーリスクが少ない
✅ 1回で治療が完了することが多い
✅ 色・形を細かく調整でき、審美性が高い
✅ セラミックよりも手軽に審美治療ができる
✅もし欠けてしまった時は修復が容易にできる
治療成功の鍵は「防湿」にあり
ダイレクトボンディングにおいて、もっとも重要な工程のひとつが
「防湿(唾液や水分から歯を守る処置)」です。
なぜなら、レジンを歯にしっかり接着させるためには、歯の表面が完全に乾いた状態
であることが絶対条件だからです。
患者さんが話したり呼吸をするたびに、唾液や呼気による湿気が接着面に影響を
及ぼします。
そのため治療中は、ラバーダム(ゴムのマスク)や専用の防湿器具、吸引器などを
使って、患部を完全に隔離します。
▼ 防湿を徹底する理由:
防湿は見た目ではわかりにくいですが、仕上がりの美しさや、長持ちするかどうかに
直結する非常に大切なポイントです。
デメリット・注意点
⚠️ 保険適用外のため自費治療となります
⚠️ 咬合力が強いと欠ける可能性があります
(患者様によってはマウスピース併用推奨)
⚠️ セラミックに比べると経年劣化は避けられません
(研磨によるメンテナンスで対応可能な場合がほとんどです)
⚠️ 症例によっては不向き
(大きな虫歯、咬む面が広い奥歯など)
⚠️歯の色が特徴的で色の再現困難な場合はできないことも
当院の治療の流れ
1.カウンセリングと事前説明(歯の状態と患者様希望の確認)
2.虫歯除去・形成(必要最小限の切削)
3.接着処理
4.複数色のレジンを使い層状に築盛、形態付与
5.研磨・艶出し
6.最終確認と写真撮影
当院のこだわり
•高倍率ルーペ、マイクロスコープの活用
•色の選択は歯の特徴(透明感・表面模様)まで忠実に再現
•咬み合わせも含めた総合的な仕上げ
•経年変化にも対応したメンテナンス(2年保証)
実際の症例
今回は右下6番(奥から2番目)のコンポジットレジン(白い樹脂)のやりかえを行なっていきます。
実際の流れ
①麻酔(表面麻酔を行い、なるべく痛みの少ない状態で麻酔していきます)
②患部周辺のクリーニング
→プラークが残っていると接着力が大幅に下がってしまうため、術前にクリーニングを行います
③術前写真撮影
→術前・術後で変化を確認していただくために写真撮影を行います
ラバーダム防湿を設置し、口腔内と歯を隔離します。
まず、現在入っているコンポジットレジンを除去していきます。
(今回はラバーダム防湿を行った後に虫歯除去を行なっていますが、症例によっては順番が
逆になる場合もあります)
この方はコンポジットレジンの下に虫歯が見つかったので丁寧に除去していきました。
虫歯を除去していくために「う蝕検知液」と呼ばれる虫歯に反応して染色する薬剤を使って
除去していきます。
写真は虫歯の除去後の写真です。
茶色い部分が一見虫歯に見えますが、う蝕検知液では反応せず、硬い組織で覆われていたため削らずに終了としています。
虫歯除去が終わったので、コンポジットレジンと歯を強固に接着していくための準備を行って
いきます。
まず、エナメルエッチングと呼ばれる処理を行っていきます。
簡単に説明すると、強い酸を歯に塗布し表面を溶かして(脱灰)凸凹の面を作る処理です。
接着力を上げるためにまず重要なことが歯とコンポジットレジンが接着する面積を大きくする
ことにあります。
そのために滑沢な歯の表面をあえて凸凹にする必要があります。
その後、歯とコンポジットレジンを化学的に接着させるための処理を行います。
この時にラバーダム防湿を行っているかいないかで予後に大きく影響します。
数種類のコンポジットレジンを使い、丁寧に歯の形を作っていきます。
もともとの歯に着色がある場合はその色も再現することもできます。
着色を入れるか入れないかは最初のカウンセリングで決めていきます。
最後に研磨を行い、治療終了となります。
まとめ
ダイレクトボンディングは、ただ白い詰め物を入れる治療ではありません。
歯を守りつつ、自然な美しさと機能を両立させる、
繊細な“オーダーメイド修復”です。
気になる方はお気軽にご相談ください。
日付: 2025年8月30日 カテゴリ:お知らせ, スタッフブログ