マイクロスコープ
歯の根の治療(根管治療)を週1回を1年続けているがいつまでたっても治療が終わらない。
歯周病治療を受けて、その後も定期健診に通っているけど周期的に歯茎が腫れる。
このような訴えで当院を受診する方が非常に多くいます。
これらの原因として考えられるのは取りきれていない細菌感染があったり、歯にひび割れが生じていたりするする場合がほとんどです。
マイクロスコープを用いて歯科治療を行う最大のメリットは「今まで見えなっかたものを見ながら治療ができる」、このことに尽きます。
肉眼では見えなったものが見えるようになることで、様々なメリットが生じてきます。
マイクロスコープを使うメリット
メリット1:診断、診療の精度が飛躍的に向上する。
経験からの推測に頼っていた診断、治療から拡大された患部を直視することで治療成績が向上し、長期的に良好な経過を得やすくなります。
メリット2:治療期間の短縮につながる。
細部が見えることで無駄のない最良な治療を効果的に行うことができます。
結果として治療期間が短縮され、患者様の負担軽減につながります。
メリット3:納得した治療が受けられる。
マイクソコープに内蔵したカメラを通して患者様も肉眼では決して見えない世界をご覧になることができます。
手鏡やレントゲンだけの説明では半信半疑のまま不安を抱えて治療を受けていたと思いますが、患者様に安心して納得の治療を受けていただくことができます。
最新歯科用CT
歯科用CTの導入により精度の高い診断、治療が行えます。
CTでは従来のレントゲンでは分からなかった顎の骨の立体的な形態や、歯と神経の位置関係、さらに骨の密度の診査にも利用できます。
立体画像で状態の確認ができますので、患者さんにとって安心、納得の治療を受けていただく事が出来ます。
また、現在、歯科用CTを設置しているのは7万件近くある歯科医院のうち5%に満たないと言われています。
大学病院等にわざわざ出向いてCTだけを撮影しそのデータを持ってかかりつけ医で診断をする。今までであれば大変多くの日数を要していたのが、当院では撮影、診断を素早く行えます。
歯科用CTを利用するメリット
メリット1:複雑な生え方の親知らずの抜歯に有効
従来のレントゲンでは把握できなかった下顎の親知らずと骨の中を通っている神経、血管の位置関係を立体的に知ることができるので、安心、正確に抜歯を行えます。
従来のレントゲンでは神経と親しらずの根の先が接しているように見えていた場合は術後の神経損傷による麻痺や、血管損傷による出血に対応するために大学や総合病院の歯科口腔外科に抜歯を依頼することがほとんどでした。
しかし、CTにより神経、血管と親知らずの位置関係を正確に診査できることでわざわざ大学病院等に行かなくても安全に抜歯できるケースが増えています。
メリット2:歯周病治療に有効
歯周病は細菌感染等により歯の周囲の骨が溶けてしまう病気です。
従来のレントゲンでは難しかった歯の全周360度の骨の状態を把握できるため、高度な歯周病治療を正確に行うことが可能です。
正確な審査のもとで治療ができるのでおおよその歯の寿命をつかむのにも有効ですし非常に予知性の高い治療が行えます。
メリット3:根管治療に有効
歯根の中の神経、血管は従来のレントゲンでは把握できないような複雑な形態をしていることがほとんどです。
CTでは神経、血管のうねり方などもわかるため治療の精度が非常に高まります。
また、根のひび割れや根の先の膿等の病巣の状態も正確にわかるため、治療期間の短縮にもつながります。
メリット4:インプラント治療に有効
インプラント治療で重要なのは医療事故を起こさず、かつ埋入したインプラントが患者様のお口の中でより永く快適に機能することだと考えています。
CTにより顎の骨の形態や神経、血管の走行、また骨の硬さなどインプラントを安全正確に行うための情報を得ることは非常に重要です。
また、CTの画像上でインプラントの埋入シミュレーションも行えるので、手術時間を短縮し患者さんにとってよりやさしい治療が可能です。