親知らず

最先端技術を使って正確診断、抜く治療・抜かない治療

「親知らずの抜歯がすごく痛くて、つらくて、大変だった」
と言う話を皆様一度は聞いた事があるかと思います。
しかし、
これは抜歯前に正確な診断が出来ていなかった事が原因だったとしたらいかがでしょうか?

当院では、歯科ではまだあまり普及が進んでいない
CT(Compnted Tomography: )を導入しております。

これにより、一般的なレントゲン写真だけでは分からない歯の形態、
根の形態、神経との位置関係などの情報を正確に得る事が可能です。
また当院には常勤の口腔外科医がおりますので、
この情報に基づき、正確な診断を下して参ります。

是非、一度ご相談下さい。

抜歯をお勧めする場合

・親知らずの手前の歯がムシ歯になってしまっている場合

(親知らずと手前の歯の間がムシ歯になってしまう場合には、
手前の歯を守る為に、抜歯をお勧めする場合があります)

・清掃性が悪く、腫れをくり返してしまう場合

(親知らず周囲の清掃性が悪く、
歯茎の腫れをくり返してしまう様な場合には、抜歯をお勧めする場合があります。)

必ずしも抜歯しなくて良い場合

・親知らずがしっかり咬み合わさっている場合

・ムシ歯や腫れの原因(炎症)なってる場合

抜歯後の注意点(腫れ、痛み止め、その他)

痛み

痛みは当日麻酔が切れてから翌朝くらいにかけてがピークとなります。
お渡しする鎮痛剤をしっかり服用して下さい。
抜歯の難易度や患者様それぞれ痛みの症状には個人差があります。
当院では抜歯後は必ず症状確認の為、消毒に来て頂いております。
その際、お痛みが強ければ追加で鎮痛剤をお渡し致します。

神経マヒ

親知らずの根の先端の近くを神経が通っています(口唇の感覚神経)

抜歯後、一時的にマヒが発生する事があります。

当院ではCT(computed tomography)を導入しております。

3D立体画像で神経との位置関係を確認する事でより安全な抜歯が行えます。

腫れ

腫れは痛みと比べて少し遅れてからピークを迎えます。
(平均で2−3日でピークと言われております)

※腫れ、痛みは個人差があります。大切な予定の前などは避けて、
出来るだけスケジュールに余裕があるタイミングで行いましょう。

出血

抜歯後から翌朝位まではじわじわと出血が続く場合があります。
カーゼを20−30分程噛んで圧迫止血をして下さい。
それでも止まらない場合は御連絡下さい。

抜歯後に起こりうる事

・痛み ・腫れ ・出血 ・神経マヒ ・二次感染

抜歯にかかる費用について

3,000円〜5,000円程度 (保険適応)
※但し、CTを撮影する場合は別途、料金が発生致します

智歯(親知らず)抜歯
下顎智歯の抜歯について

←智歯の位置によって
難易度が変わってくる

←埋まっている向きによっても難易度が変わってくる

下顎智歯抜歯の難しさ

神経障害のリスクは約1%前後。

神経は回復する能力があるが、極めて困難な抜歯の場合は神経障害が残る可能性もある。

下顎智歯抜歯のリスク
① 知覚神経障害

1%前後の発症リスク

② 術後の痛み

難しい抜歯ほど痛い。痛み止めで対応。痛みのピークは抜いた日の夜

③ 術後の腫れ

難しい抜歯ほど腫れる。 腫れのピークは2日目くらい

④ 抜歯後感染

口腔内の雑菌が傷口に入り込むことによる抗生物質を使って予防するが、
それでも感染することがある。
術後に本人が口腔内の衛生状態の向上に努めることが大切

◇ 何日たっても「痛みがとれない」「腫れが引かない」ときは抜歯後感染を疑う
  →早めに相談してください。

上顎智歯の抜歯の方法

埋伏の状態によって
難易度が変わります。
←粘膜を切開すれば、
骨を削らなくても抜歯出来る症例

←骨に完全に埋伏している場合は、粘膜切開後、ノミとマレット
(とんかち)で薄い骨を削り、
智歯を明示してから抜歯します。

上顎智歯抜歯の難しさとリスク

◇下顎に比べると視野が悪いため、
上顎の埋伏智歯抜歯は難しくなることがある。

←上顎骨の薄さによっては、
上顎洞に穿孔(穴が開く)可能性がある。
この場合は、蜜に縫合することによって穴を塞ぐ
「瘻孔閉鎖術」を併用する場合

★抜歯後に「水を飲むと鼻に水が抜ける感じがする」場合には瘻孔を形成している可能性があるため、早めに相談してください。


◇下顎智歯抜歯と同じく口腔内の清掃状態が悪いと感染のリスクが挙がります。

親知らずにある、よくあるご質問

Q:  骨を削って大丈夫なのか?
A:  親知らずを支えている部分の骨を少し削るだけなので、これによる後遺症(顔の形が変わ    る)などはない。

Q: どのような治療計画になるのか?

A:  今日、抜歯の日程を決める。
   抜歯は30分の手術枠で行なうため、月・水・木の午後で行なう。  
   翌日に消毒。1週間後に抜糸。

  (難しい抜歯の場合は道具を揃えなくてはならないため当日は抜歯出来ません)